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どんな時でもサバイブできる力をゲット!防災キャンプ2022①

今回の冒険者
防災キャンプ参加ご家族

今回は、2022年11月12日に開催された「冒険する長崎プロジェクト 生きるチカラを学ぶ2022防災キャンプ in 大村」をご紹介します!
今回は約100組の応募者の中から抽選で選ばれた10組の親子が防災キャンプに参加。
会場となった大村市立黒木小学校は2019年に大雨による水害を体験したことから、大村市、大村市教育委員会、大村市PTA連合会様に全面的にご協力いただきました。
さあ、どんな災害がやってきてもサバイブできるよう知識や技術を身につけるぞ!
まずはイベントに主催・協力していただいた長崎トヨペット株式会社の馬場政隆代表取締役社長、そして園田裕史大村市長のご挨拶をいただきました。

  • イベントの会場となったのは大村市立黒木小学校です。

  • 大村市で募集した10組の親子が参加しました。

  • 長崎トヨペット 馬場社長と園田大村市長のご挨拶をいただきました。

防災プログラムを進めていくのはアウトドア体験豊富なチーム、「HERO」の皆さんです。
1時間目の授業は「空間確保の重要性と方法を学ぼう」です。
「災害時にはプライベート空間を確保することが重要だといわれています。睡眠、着替え、授乳などが難しいとストレスを抱えてしまうんですね」とスタッフが説明します。
それじゃ、どうすればいいのかな?
「そういうときにテントが1張りあるとプライベートな空間が確保でき、役に立ちます。でも、これは持てるかな?」
大型テントが入ったバッグを抱えた子どもたちは、ヨロヨロしています。
「重い!無理!」
「そうだよね!イザという時に重くて持てないよね。でもこっちは?」
一人用のテントが入ったバッグを持った子どもたちは、
「軽い!」
「そうだね!軽量でコンパクトなものならどこでも持っていけるよね」
テントの違いを実感したら、テントの立て方も学ぼう!
スタッフが4人用の大きなテントを手際良く立てていきます。
「実際には体育館だと固定するペグとか使えないので、立てる場所によっていろいろ変わってきますが、テントがあるだけでストレスは大幅に軽減されます」
子どもたちだけでなくお父さん、お母さんも熱心にスタッフの解説を聞いています。

  • 1時間目の授業は「空間確保の重要性と方法を学ぼう」です。

  • 一人用のテントが入ったバッグを持った子どもたちは「軽い!」。

  • テントが1張りあると空間確保に役立ち、ストレスが軽減されます。

ここで初心者でも比較的簡単に設営できるタープを張ることに。
それぞれ自分たちのサイトにタープを広げ、位置を決定し、立ち上げ、四隅をペグで固定します。
できるだけ親子だけで完成を目指しますが、スタッフが見回りながらサポートを行います。
子どもたちはペグをハンマーで打ち込む作業が楽しそうです。
「ペグは45度に打ち込んでね!」
校庭にタープが次々と張られていきます。
完成したタープは日差しを遮り、心地よい日陰スペースができています。

  • 初心者でも比較的簡単に設営できるタープを張ることに。

  • できるだけ親子だけで完成を目指しますが、スタッフもサポートを。

  • 校庭にタープが次々と張られていきます。

2時間目は「食事・水の確保の重要性と方法を学ぼう」です。
「災害時に特に重要なのは水です。大人一人で1日飲料水は約3リットル、生活水として10〜12リットルが必要といわれます。3人ならその3倍、さらに最低3日分は確保することが必要です」
スタッフの説明にみんなビックリ!そんなに水が必要なんだ!
「きれいな水がない場合もあるので、水はすごく貴重です」
ここで一人のスタッフが水の入ったポリ袋の先にオレンジ色の容器をつけて、キャップの先から土に水を垂らしました。
「これで99%除菌されています」
へー、スゴい!オシッコだってきれいにできる浄水器だって!こういう浄水器を用意しておくのもいいね。
貴重な水をできるだけ少なく使って食事を作ってみよう!
「皆さん、お家からお米を持ってきてもらっていると思うんですけど、今回はこのジッパー付きの袋にお米を入れて炊きます」
熱に強いジッパー付きの袋にお米1に対して1.2の水を入れ、封をしてガスコンロの火で湯煎します。*
約15〜20分で炊き上がるそう。

*今回は特別に火を起こす許可をいただきました。

  • 災害時に特に重要なのは水!大人一人飲料水で約3リットル必要だそう!

  • きれいな水がない場合は、99%除菌できる浄水器が役に立ちます。

  • 貴重な水をできるだけ少なく使って食事を作ってみよう!

じゃあ、みんなでやってみよう!
学校の水道水を汲んで鍋に入れ、袋にお米と水を入れてガスコンロを使って湯煎します。
鍋肌に袋が触れると溶けるから気をつけてね!
スタッフがめんつゆを持ってやってきました。これは?
「湯煎用の水が汚れた水だと想定するためにめんつゆで色を付けます。めんつゆだから害はないよ!」
黒いお湯の中でお米が炊けています!
袋の中の水がほとんど無くなったら炊き上がり!
おかずとなるカレーと筑前煮の保存食も一緒に湯煎します。
貴重な水で洗わなくていいようにラップしたお皿にご飯とおかずを盛りつけます。
味はどうかな?
「おいしい!」
みんな笑顔です。

日常とは違った環境で防災のことを学ぶ防災キャンプは、親子で災害にあったときにどう対応するかを楽しく学べるいい機会になったようです。

イベントは後半、「防災キャンプ2022②」に続きます!

文・写真 取材ディレクター 中尾知徳

  • ジッパー付きの袋を使ってご飯を炊く方法をやってみよう!

  • 鍋肌に袋が触れないように注意!黒いお湯は汚れた水を想定しためんつゆ。

  • 炊き上がったご飯とおかずは「おいしい!」

掲載日: 2022/12/07
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
大村市立黒木小学校 ※イベント開催のため特別に使用させていただきました
TEL
0957-55-7800
住所
〒856-0012 長崎県大村市黒木町530番地

〒856-0012 長崎県大村市黒木町530番地

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
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営業時間
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定休日
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対象年齢
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料金
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アクセス
JR大村駅より車で約25分
公式サイト

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この記事は KTNテレビ長崎「冒険県 冒険する長崎 プロジェクト」(毎週水曜日 20:54〜21:00)で 2022/12/7に放送されたものです。Youtube チャンネルでも配信中!
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