今回の「冒険する長崎」は対馬から。ステキなアクセサリー作りに挑戦です。
お伺いしたのは、上対馬町の「対馬パールプロジェクト」。対馬産のパール・アコヤ本真珠を使ったアクセサリーを制作・販売しているお店です。
長崎県内では明治の初めごろから真珠の養殖が盛んになり、あまり知られていないかもしれませんが、全国でも有数の真珠の産地です。対馬でも、リアス式海岸による入り組んだ地形を生かして、波穏やかな深い入り江で約100年前から真珠の養殖が行われています。
そんな対馬産の真珠を通して、対馬をアピールしたい!と2014年に対馬に住む女性グループが立ち上げたのが「対馬パールプロジェクト」。お店では、ハイセンスのパールアクセサリーが販売されているほか、オリジナルのアクセサリー制作体験をすることもできます。
©対馬パールプロジェクト
オシャレな外観。覗いてみたくなるお店です。
入り組んだ地形の対馬。真珠養殖が盛んです。
真珠を通して対馬をアピールしよう!と地域の女性たちが2014年に、取り組みをスタートさせました。
さっそく、パールアクセサリー作りに挑戦!初めてでも大丈夫。お店の方がとっても親切に教えてくれます。
まずは、どんなアクセサリーを作るのか考えます。ピアスにイヤリング・・・子ども向けにはキーホルダーが作りやすいようです。自分で作ったキーホルダーをランドセルにつけたよ!というお子さんもいるんだとか。
それはいいかも!今回はキーホルダーにしてみましょう。
まずはパーツ(部品)を選んでいきます。自然が生み出す真珠・・・よく見ると一つ一つが丸っこいけれど、微妙に形も色も違うんですよ。よく見て、好みのものを選びましょう。そして、金具はゴールド?シルバー?どんな飾りをつけようか、自分が好きなパーツを選ぶのはとっても楽しいですよ。
だいたいのデザインが決まったら、さっそく制作に取りかかりましょう。
まずは、パールに金具を取り付けます。パールにはあらかじめ小さな穴が開けられていますから、そこにピンを通します。細かな作業ですので、集中して取り組みますよ。
手芸用のペンチを使って、針金を曲げたり、金具を接続したり、全体のバランスを何度も確かめながら作っていきます。
飾りに使っている革は、近くで有害駆除されたシカやイノシシのものとのことで、「対馬」を強く感じられる世界でただ一つのキーホルダーが完成します。
©対馬パールプロジェクト
小さなパーツ。集中力が必要ですね。
©対馬パールプロジェクト
使用している飾りの革ひもも対馬産の駆除鳥獣のもの。
©対馬パールプロジェクト
キーホルダーはこちら。小さな皮の飾りがアクセントに。
所要時間はだいたい20分ほど。子どもでもとっても集中して作ることができるとのことで、これは達成感ありそうですね。自分用のほかにも、お母さんへのプレゼントを作った人もいたんだって。難しそうだけれど、お店の人の優しいアドバイスをもらいながら、世界に一つのステキなパールアクセサリー、ぜひ挑戦してみてね!
©対馬パールプロジェクト
こんなステキなアクセサリーを作ることもできるよ。
©対馬パールプロジェクト
お店は、パールアクセサリーの販売も。
©対馬パールプロジェクト
作りながら、お店の人に「対馬の魅力」も聞いてみてね。
写真提供:対馬パールプロジェクト
文:「冒険する長崎」事務局
掲載日:
2022/05/06
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
対馬市上対馬町比田勝200-1F