今回の冒険の舞台は、九州のマッターホルンと呼ばれる虚空蔵山(こくうぞうさん)。
川棚町のシンボルとして親しまれている山です。
虚空蔵山には川棚町内に2か所の登山口がありますが、小さいお子さんでも比較的登りやすい、岩屋登山口コースを選択しました。
登山口にいたのは、番組で何度もお世話になっている冒険マイスター*の中原泰彦さんです。
「虚空蔵山の動植物を探しながら、頂上まで登りましょう」
中原さんは、長崎県環境アドバイザー。環境調査が専門で、昆虫や野草などにも詳しい遊びの達人です。
これは、ただ登るだけでなく、楽しくなりそうですね。
*冒険マイスター…「冒険する長崎プロジェクト」が見つけた遊びの達人
今回の冒険の舞台は、九州のマッターホルンと呼ばれる虚空蔵山です。
岩屋登山口にいたのは、冒険マイスターの中原泰彦さんです。
中原さんは長崎県環境アドバイザー。昆虫や野草などにも詳しい!
それでは、登山開始!
通常、約30〜40分で登れるコースを、動植物を観察しながらゆっくり登ります。
「おお、あった!」
中原さんが見つけたのは、ツワブキ!
フワフワした綿毛は種(タネ)でタンポポと同じ仲間なんだね。
続いて見つけたのは、バラ科のビロードイチゴです。
「触ってごらん、どう?」
葉っぱを触ると表面は小さい毛がいっぱい生えているのでモフモフ、でも 裏はちょっとチクチク。
触った感じがビロードの布を触っているように思えるからビロードイチゴの名前がついたのかも。
それでは、登山開始!動植物を探しながらゆっくり登ります。
中原さんが見つけたのは、ツワブキ!ワフフワした綿毛は種(タネ)です。
ビロードイチゴ。触ると表はツルツル、裏はちょっとチクチク!
森の中に川が流れています。
「ホラ、アメンボがいるよ!シマアメンボ」
目を凝らすと川面をスイスイと泳いでいます。
「長崎県では準絶滅危惧種で、すごく減っているんだよ」
そうなんだ、と思っていると、中原さんがまた見つけました。
「タゴガエル!」
茶色の小さい赤ちゃんカエルです。
寒いからか、捕まえても身動きしません。
「触ってごらん」
開倫くんと千倫くんは、変わるがわる触って、確かめます。
「ツルツルしてる!」
森の中に川が流れています。生き物がいるかな?
目を凝らすとアメンボが泳いでいます。シマアメンボだそうです。
茶色の小さいカエルもいました。タゴガエルです。
真っ直ぐに伸びた杉林の中を通ると、光が降り注いでいて、キレイです。
登山道で開倫くんが小さな赤い実を見つけました。
「オッ、いいものを見つけたね!これは、冬に実をつけるのでフユイチゴといいます」
ヘエ〜、イチゴ、ということは食べられるのかな?
「食べてみる?」と中原さん。
それじゃ、ちょっと食べてみよう!
「ウン、オイシイ!」と開倫くん。
それを見た千倫くんも口に入れると・・・
「オイシイ!」
ちょっと甘酸っぱくて、さっぱりしています。
真っ直ぐに伸びた杉林の中を通ると、光が降り注いでいて、キレイです。
小さい赤い実を見つけました。「冬に実をつけるのでフユイチゴといいます」
食べてみよう!「ウン、オイシイ!」と開倫くん。
中原さんの解説に子どもたちも次第に植物に関心を寄せるようになりました。
「花が咲いてる!」
子どもたちが持参のトイカメラのレンズを向けたのは、サツマイナモリです。
小さいけれど、清楚な美しさがあります。
パチリ!
いい写真が撮れたかな?
「もう少ししたら、犬の墓という場所があるから、そこで休憩しよう」
子どもたちは走るように先に進みます。
「犬の墓」に到着。
その昔、猪を追って死んだ犬を悼んで、墓を作ったといういわれの看板もあります。
さあ、一息ついたら登山を再開するぞ〜。
後半もお楽しみに!
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
持参のカメラで撮影した花は、サツマイナモリです。
子どもたちは走るように先に進みます。
「犬の墓」に到着。看板もあります。
掲載日:
2025/01/29
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