佐世保市江迎町の春を告げる「肥前えむかえ繭玉まつり*」。
商店街の軒先にはいろいろな繭玉が飾られています。
中村さん親子がやってきたのは、商店街の一角にあり、まつりの期間中開設されている休憩所の「いっぷく処」。
待っていたのは実行委員会の吉永圭一会長です。
「よくいらっしゃいました。今日は江迎の繭玉まつりを楽しんでいってください」
*2023年の「肥前えむかえ繭玉まつり」は3月12日(日)~4月2日(日)に行われました。
商店街の軒先にはいろいろな繭玉が飾られています。
中村さん親子がやってきたのは、休憩所の「いっぷく処」。
迎えてくれたのは肥前えむかえ繭玉まつり実行委員会の吉永圭一会長です。
休憩所の「いっぷく処」の中は、繭玉がいっぱい!
「『肥前えむかえ繭玉まつり』は、22年前に町のお母さん方が町おこしとして始めたイベントです。竹筒に柳の枝を差し、繭玉を飾っています。派手ではありませんが、よく見ると可愛いいんですよ」
婦人会の皆さんにお茶のおもてなしを受けて、いろいろな話を聞くのも楽しい時間です。
繭玉まつりの期間中、いろいろな体験イベントも企画されているとか。
その一つ、繭玉作りが体験できる中村呉服店へ、中村さん親子は向かいました。
休憩所「いっぷく処」の中は、繭玉がいっぱい!
婦人会の皆さんにお茶のおもてなしを受けます。
繭玉作り体験ができる中村呉服店へ、中村さん親子は向かいました。
中村呉服店の中に入ると、天井から数え切れないほどの繭玉が飾られています。
これはスゴイ!
「ようこそ、繭玉作りにいらっしゃいました」
迎えてくれたのは中村君枝さんです。
「繭玉は昔、縁起物として作られていて、蚕の繭を使っていました、今は発泡スチロールの玉を使いますね」
まず、君枝さんがお手本を見せます。
「玉には切れ込みがありますので、そこに布を差し込んでいきます。その時ヘラを使いますが、刃を立てて入れてください」
天井から数え切れない繭玉が飾られています。これはスゴイ!
迎えてくれたのは中村君枝さんです。
まず、君枝さんがお手本を見せます。
中村さん親子は、それぞれ違う色と模様の布を使って作業にかかります。
簡単そうに見えますが、切れ込みに布がうまく入ってくれません。
「厚い布だと力がいるんですよ」
5枚から6枚の布をギュッ、ギュッと押し込みます。
みんな夢中です。
なつみちゃんの作業を見ていた君枝さんが声を上げます。
「お上手!布がキレイに入ってますね」
褒められた!
「お父さんもお上手ですね!」
お父さん、器用だね!
それぞれ違う色と模様の布を使って作業にかかります。
簡単そうに見えますが、切れ込みに布がうまく入ってくれません。
なつみちゃんの作業を見ていた君枝さんが声を上げます。「お上手!」
「布を入れたらハサミで余分な布をカットしてください」
チョキ、チョキ、ハサミでカット!
ちょっと失敗しそうになると、ちゃんと君枝さんがリカバリーしてくれます。
布で玉を全部覆うと、きれいな繭玉になりました。
「キレイ!」
最後は、君枝さんが紐や鈴などをつけて完成です。
1時間半ほどの体験でしたが、お父さんとお母さんは、親子でできたことが嬉しそう!
子どもたちは・・
「滅多にできない体験ができて楽しかった」
「意外とできるんだなあと思った」
「また繭玉を作りたい」
大満足の繭玉作り体験でした。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
布を切れ込みに入れたら余分な部分をハサミでカットします。
最後は、君枝さんが紐や鈴などをつけて完成です。
子どもたちも大満足の繭玉作り体験でした。
掲載日:
2023/05/17
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