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冒険 414

滝つぼのない滝?西海市大瀬戸町の「つがね落としの滝」に行ってみよう!

今回の冒険の舞台は、西海市大瀬戸町にある「つがね落としの滝」。
滝つぼのない滝でも有名なんです。

長崎市からは、海沿いを走る国道202号を通ります。
海岸線を通るため景色も良く見ごたえたっぷり。このルートは「ながさきサンセットロード」とも呼ばれ、夕日も美しいのですが、道中、外海地区にある展望台からは軍艦島が見えるなどドライブも存分に楽しめます。

西海市に入ってしばらくすると、右手に雪浦郵便局が見えてきます。
雪浦郵便局の交差点を右折し、道なりに進むと「つがね落としの滝」の案内板があるので、指示にしたがって進みます。

ここから道幅が狭くなりますので注意して走行してくださいね。
しばらく木々のトンネルを進むと駐車場が見えてきます。
駐車場は広めにとってありますが、枠線がないため駐車するときは気を付けましょう。

  • 夕日も美しい「ながさきサンセットロード」としても知られる国道202号を走り、雪浦郵便局の交差点を右折

  • 案内板が見えるので指示に従おう

  • しばらく走ると駐車場が見えてきます

車から降りると、河通(ゴウツウ)ダムの上に歩行者用の通路があり、その向こう側には冒険心くすぐるトンネルがあります。
トンネルの中はとても涼しく、暑い夏には心地よい温度。
また、薄暗くデコボコした見た目は洞窟を探検している気分になります。

トンネルを抜けた後は川の流れに沿った歩道を進んでいきます。
道中の歩道は舗装されていますが坂道も多いので、スニーカーを履いておくと歩きやすいでしょう。

  • つがねの滝へと続くトンネルの入り口

  • トンネルの中はとても涼しくてちょっと暗い

  • トンネルを出ると水の音と木々の緑で癒される

歩道を5分くらい歩くと、つがね落としの滝が見下ろせる広場につきます。
広場には2〜3人掛けのベンチが2つあり、ゆっくり座って景色を眺めることができます。

広場から坂道を上るとトイレとキャンプ用の広場があり、テントの設営も可能!
トイレ周辺の木々には、カブトムシやクワガタムシも多く生息しているので、虫取り少年には楽しいスポットです。ただし、虫刺されには注意してくださいね!

山の斜面には虫たちだけでなく、サワガニも歩いていますよ。
ただし、歩道以外の土地は足場が悪く滑落の危険があるため、立ち入らないようにしましょう。

  • 案内に書かれた「売店」は現在はありません

  • 「九州自然遊歩道」の立て看板もチェック!

  • ©kamito
    落差20メートル!つがね落としの滝が見えた!

つがね落としの滝は落差が20メートルもあり、また、滝つぼがないため、流れ落ちた水が平石に打ち付けられしぶきを上げる様は圧巻で、「長崎百景」(長崎県などが選定)にも選ばれています。
ちなみに、つがね落としの「つがね」は、この辺りに生息する「モズクガニ」や「ドロガニ」のことで、滝からつがねが落ちてくることが名前の由来になっているんだとか。

滝の水は岩盤を流れ、岩にせき止められた「河川プール」と呼ばれる天然のプールに流れ着きます。
滝から流れてきた冷た~い水は、飲めるほどにキレイで透明度が高く、泳ぐには最適です。

晴れの日が続くときに訪れると滝の水量が少なく、流れ落ちる水を手で触ることもできるので、落差20メートルの滝の勢いを感じてみましょう!

浮き輪を持って、滝から河川プールに向かう水の流れ沿って下ると、天然のウォータースライダーのよう!緩やかな傾斜になっていて、岩場は素足で歩いても全く痛くないほどつるつるに磨かれているため、ケガがないよう十分注意して、楽しんでみてください。

河川プールも角が取れた丸石か、平べったい石ばかりで裸足で歩いても痛くありません。
河川プールでは子どもたちが浮き輪に乗ってぷかぷか浮かんだり、泳いでみたりと元気いっぱい!
水量がある日には飛び込みをする若者も多く、老若男女問わず人気のスポットです。

ただし、水量の少ない日でも水深は1メートル80センチ程度あるようですので、小さな子どもが遊ぶときには必ず安全グッズを装着してください。また、安全のため、保護者も必ず近くで見守ってください。

滝の水量は、晴れの日が続くと少なく、また雨の日には多くなります。雨天時や雨天翌日などは流れが速く、土砂災害の危険性もあります。そういった日の滝への来訪は控えるとともに、流れの速いときは絶対に水遊びはしないようにしてください。

  • 20メートルの落差があると圧巻

  • 岩盤を伝って河川プールへ

  • 水量が多いときは、流れも速いので注意

水のシーズンである7月~9月は家族連れで遊びに来ている人も多いため、とても賑やかな空間です。

秋になると、つがね落としの滝の周りの山々で紅葉が見られたり、色づいた落ち葉が滝から河川プールまで流れてきて、まるで赤や黄色の葉をまき散らしたような景色へと変わります。

ゆーっくりと滝を眺めて、ちょっと気温が高い日には水に手を付けてひんやり・・・癒しのスポットとしてもまだまだ魅力がありますよ。

また、キャンプ場もありますので、つがね落としの滝周辺はこれからの季節も楽しめるスポット。是非、遊びに来てみてくださいね!

  • 河川プールの底は平べったい石や丸石ではだしで歩ける

  • ©kamito
    夏はひんやり、涼しい風が吹く

写真提供:©kamito
文:ゆず
長崎市在住の30代。戦艦大和などの艦船模型が趣味でよく佐世保に行きます。
長崎県全域へドライブすることが多く、その過程で知ったスポットを広めたいと思っています。

掲載日: 2021/10/15
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
つがね落としの滝
TEL
-
住所
〒857-2323 長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷

〒857-2323 長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
-
定休日
-
対象年齢
幼児から大人まで
料金
-
アクセス
JR長崎駅より車で1時間20分
JR佐世保駅より車で1時間10分
公式サイト

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