島原は、豊富な湧き水で有名ですね。この湧水を活かした「鯉の泳ぐまち」の一角にあるのが、「しまばら湧水館」です。
昭和のテイストそのままの風情ある「しまばら湧水館」は無料休憩所として開放されていたのですが、2021年7月1日、喫茶もできるお店としてリニューアルしました。
髙田さん親子を迎えてくれたのは、宮本句美さんです。
「今日は、しまばら湧水館で、かんざらしを作ってください」
島原名物かんざらし作り体験、楽しみだね!
「白玉の小さなだんごに蜜をかけたものを、かんざらしといいます。それじゃ、まず粉から団子を作りますね。うちでは2種類の粉を使います」
宮本さんがケースから粉をボウルに入れます。
「まず白玉粉。それから、餅粉を少し入れます。餅粉を入れることによって弾力が増します」
「鯉の泳ぐまち」の一角にある「しまばら湧水館」です。
髙田さん親子を迎えてくれたのは、宮本句美さんです。
かんざらしのだんご作りから。白玉粉と餅粉を使います。
軽くかき混ぜたところで、水を加えます。
「この水は島原の湧水です。湧き水を使うことでおいしさが違いますよ」
さあ、翔恩くん、花咲ちゃん、かき混ぜよう!
「よーく混ぜてね」
少し混ぜて、ちょっと水が足りないとみたら宮本さんがまた水を加えます。
粉がポロポロとした小さな塊になっていきます。
軽くかき混ぜたところで、宮本さんが島原の湧水を加えます。
さあ、翔恩くん、花咲ちゃん、かき混ぜよう!
粉がポロポロした小さな塊になっていきます。
「ハイ、今、バラバラの状態になっているので、一つに集めてください」
翔恩くん、花咲ちゃんが、一つの塊にまとめます。
「今度は、手のひらを使ってグッと押して伸ばしますよ」
グッ、グッと力を入れて伸ばします。
平べったくなったところで、「ちょっとチェックしていい?」と宮本さんが柔らかさを確認します。
「OKです。次はちぎりやすいやすいように紐状に伸ばしてください」
ボウルからまな板の上に移し、ビョーンと伸ばします。
バラバラの状態だったものを一つの塊にまとめます。
手のひらを使ってグッ、グッと力を入れて伸ばします。
ちぎりやすいようにまな板の上で紐状に伸ばします。
「小さいだんごを作ります。見ててくださいね」
宮本さんが端をちぎって手のひらでコロコロと回し、直径1センチくらいの小さいだんごを作り、まな板の上に置きます。
「だんごは小さい方が、蜜が絡んでおいしいので、見本のように頑張って作ってください。多分、30〜40個ぐらいできると思います」
翔恩くん、花咲ちゃんがだんごを作ります。
キレイなまん丸の、だんごを作るのを見て、宮本さんが驚いています。
「二人とも形がキレイ!上手だね!」
お母さんがすかさず口を挟みます。
「家でよくスライムで遊んでいるからね」
なるほど!うまいはずです。
慣れると2個、3個といっぺんに作れるように。
「楽しい!」と花咲ちゃん。
お父さん、お母さんも協力してたくさんのだんごを作りました。
できあがっただんごは沸騰したお湯の中に投入!
手のひらを使ってコロコロと回し、小さいだんごを作ります。
キレイなまん丸の団子ができていきます。
できあがっただんごは、沸騰したお湯の中に投入!
お湯に入れただんごは2〜3分で上げます。
試しに1個すくって感触を。どうかな?
「ブニョブニョしてる!」と翔恩くん。
ゆであがっただんごは島原の湧水につけて冷やしたら、ザラメ、蜂蜜などを使った特製の蜜をかけます。
かんざらしの完成です。味はどうかな?
「モチモチしておいしい!」と翔恩くんもニッコリ!
冷やした島原の湧水もおいしいよね。
約40分程度でできるかんざらしの手作り体験と実食でした。
「島原名物かんざらし」と一口にいっても、材料や蜜が違っていて、お店ごとに味が違うそうです。
島原にはかんざらしのお店がたくさんあるので、ぜひ、食べ比べてみてください。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
お湯に入れただんごは2〜3分で上げます。
特製の蜜をかければかんざらしの完成!冷やした島原の湧水もセットで。
「モチモチしておいしい!」と翔恩くん。
掲載日:
2021/09/01
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