今回の冒険の舞台は、長崎市茂木地区の「ガラス工房 Amber」。
沖田さん親子を迎えてくれたのは、黒川こずえさんです。
「きょうは、ステンドグラス作りを楽しんでください」
自宅1階を改造した工房には、ステキなステンドグラスの作品がたくさん並んでいます。
黒川さんがテーブルの上に、見本の作品を置きます。
「お父さんには、新月のオーナメント(飾り)、光羅くんには雪の結晶のオーナメントを作ってもらいます」
沖田さん親子を迎えてくれたのは、黒川こずえさんです。
ステキなステンドグラスの作品が並ぶ工房で、作品を作ります。
お父さんは新月、光羅くんは雪の結晶のオーナメントを作ります。
「まず、作るのに必要なガラスを選んでください。光羅くんは6個、お父さんは3個ですね」
ガラスがいっぱい入った皿と箱の中から好きな色を選びます。
「ウ〜ん、どんな色がいいかな?」
悩みながら青や緑などを選びます。
お父さんも同じように選びます。
「選びましたか?それじゃ、見本のように並べて仕上がりをイメージしてください」
色の並び順によって随分印象が変わるんだね。
「では、銅のテープをガラスに貼っていきます。見ててください」
銅のテープはシールのようになっていて、黒川さんがガラスの側面に貼っていきます。
「できるだけテープの真ん中を側面に貼って1周させます」
ガラスがいっぱい入った皿と箱の中から好きなガラスを選びます。
ガラスを選んだら、見本のように並べて仕上がりをイメージします。
黒川さんがお手本を!ガラスの側面に銅のテープを貼っていきます。
光羅くん、それではやってみよう!
簡単そうに見えたけど、アレッ、難しい!真っ直ぐ、真ん中に貼れないなあ〜。
お父さん、助けて!ということで、二人がかりで貼り始めます。
なんとか一つの直線を貼ったら、今度は光羅くん一人でやってみます。ゆっくりだけど、丁寧に、貼ります。
4つの側面に貼り終えたら、左右に出ている部分をヘラを使って折り込みながらキレイに貼ります。
光羅くんが順調にやっているので、お父さんも自分の作業を始めますが、新月は直線ではないので、光羅くんよりもっと難しい!
お父さん、助けて!ということで、二人がかりで銅のテープを貼ります。
光羅くんが一人で銅のテープを、ゆっくりだけど、丁寧に貼ります。
4つの側面を貼り終えたらヘラを使ってキレイに貼ります。
光羅くんは6個のガラスにテープを貼り付けました。
「さあ、透明な液を銅の部分に塗っていきますよ」
透明な液はフラックスといって、ハンダ付けする際にハンダがよくくっつくようにするために必要なものです。
筆を使って満遍なく塗ったら、黒川さんがハンダゴテを用意します。
「ハンダ付けをします。やったことあるかな?」
光羅くんは首を横に振ります。
黒川さんがハンダ付けのお手本を見せます。
「ハンダを溶かして銅のテープの部分に落とし、広げます」
光羅くん、初めてのハンダ付け、大丈夫かな?
「熱いから火傷しないよう気をつけて。重なっている部分に落として・・そうそう、上手!」
光羅くんがハンダを溶かして広げていきます。
光羅くんが6個のガラスに銅のテープを貼り終わりました。
フラックスと呼ばれる透明な液体を、筆を使って塗っていきます。
光羅くん、初めてのハンダ付け作業!ハンダを溶かして広げていきます。
表面をハンダ付けしたら、ひっくり返して裏面も同じようにハンダ付けします。
さらに側面もハンダ付け。銅の色がすっかりなくなり、銀色になりました。
紐を通す丸環もつければ完璧!
最後はしっかり洗って、ピカピカに!完成です。
お父さんは、光羅くんの作業が気になって随分、遅くなりましたが、こちらも無事完成しました。
雪の結晶のオーナメントを手に大喜びの光羅くん、
「キーホルダーにしようかな!」
うん?キーホルダーには大きすぎないかな?でも気に入ってくれたみたいでよかった。
親子で楽しんだ2時間弱のステンドグラス作り体験、皆さんも、ぜひ、体験してみてください。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
両面にハンダ付けしたら、側面もハンダ付けします。
最後はしっかり洗います。ピカピカになるぞ〜。
雪の結晶のオーナメントを手に大喜びの光羅くんです。
掲載日:
2021/08/18
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