今回は、佐世保市木風町の「インコとオウム先生のいるお店 ふわふわインコ」にやってきました。インコとオウム先生って何だろうね?
迎えてくれたのはオーナーの芳賀秀樹さんと代表の芳賀千奈美さんです。
早速、中へ入ろう!と、その前に靴を消毒マットで拭き、体に消毒液を振りかけてもらいます。
というのも、鳥さんは病気に弱いので、注意が必要なのです。
店内には大きな窓があり、覗くとその中にたくさんの鳥さんがいます。現在、17種、30羽以上のインコとオウムがいるそうです。
早く鳥さんとふれあいたい!
佐世保市木風町の「インコとオウムのいるお店 ふわふわインコ」です。
迎えてくれたのはオーナーの芳賀秀樹さんと代表の芳賀千奈美さんです。
店内の大きな窓から覗くと、たくさんの鳥さんがいます。
佐世保の街が一望できるカフェスペースで、オーナーの芳賀さんからまず説明を聞きます。
「鳥さんと仲良くなりたいですね。でも友達になれるかどうかは、皆さん次第です。鳥さんは臆病な動物です。だから、小さな声で話してください。そして、ゆっくり動いてください。飲み込まないようアクセサリーは外してください・・」
芳賀さんがぬいぐるみを使っての身振り手振りの説明に思わず笑みがこぼれます。
「鳥さんは犬や猫と違って家畜化されていません。人間を飛べない鳥だと思っています。対等だと思っているから命令を聞いてくれません。正しく接するといいパートナーですが、間違って接すると噛みます。」
ヘェ〜、そうなんだ。
「最後にお父さんやお母さんは必ず子どもさんを見ていてくださいね。自分だけが楽しまないようにお願いします」
通常、こちらでは子どもだけの入室はできません。小学生以下は必ず保護者の同伴が必要です。
説明が終わったら、みんなで入る準備をします。粘着カーペットクリーナーで服のホコリをとり、手を石鹸でしっかり洗い、最後にもう一度、消毒液(中性の次亜塩素酸水)を全身にかけてもらいます。鳥さんは鳥由来の病気に弱く、その原因となる菌を人間が持ち込まないようにするためです。
これでOK!ドアを開けて鳥さんがいるふれあいスペースに入ります。ここからは、人間よりも鳥さんが最優先となります。
鳥さんとのふれあいの前に、芳賀さんが大事な事を説明します。
ホコリを取り、石鹸で手を洗い、さらに消毒液を振りかけてもらいます。
ドアを開けてふれあいスペースに入ります。ここからは鳥さんが最優先です。
ふれあいスペースに入ると鳥さんが驚いたのか、鳴き声を発して飛び回ります。
みんなが思わず大きな声を出しそうになると、芳賀さんが指を口に当てて、シーっと合図します。
「大丈夫ですよ!」
鳥さんが落ち着いた頃を見計らって、芳賀さんが一匹のオカメインコを手に乗せて説明します。
「鳥さんは撫でていいところが決まっています。首から上だけです。体や羽の中は触っちゃいけません。目の前に上の方から指を近づけて1回止まって『撫でてもいいですか?』と聞くと、嫌がってなければ頭を前に出してくれるので撫でられます。お父さんやってみますか?」
お父さんがやってみると、簡単にできました。お父さんは嬉しそうです。
お母さん、凰太朗くん、虎太朗くんもできたけど、龍太朗くんは、ちょっとダメみたい。
「嫌がっている鳥さんは噛もうとします。そうしたらパッと止めてください」
思わず大きな声を出しそうになると、芳賀さんが、シーっと合図!
「鳥は撫でていいところが決まっています。首から上だけです」と芳賀さん。
虎太朗くんがオカメインコを撫でることができました。
次に芳賀さんがシロハラインコを連れてきてくれました。
「乗せてみますか?」
お母さんの手に乗った鳥さんは、トコトコと歩きます。可愛い〜!
凰太郎くんも乗せて、乗せてと両手を差し出します。
でも、なかなか乗ってくれません。
「鳥さんは高いところ、高いところに行こうとする習性があるので、手を高くするといいですよ」と芳賀さんがアドバイス。
すると、凰太郎くんの手に乗ってくれました!やったね!
「次に餌をやってみましょう!餌をあげる時は‥」
芳賀さんが説明しているときに、急に鳥さんがお母さんの頭の上に乗ってきました!
お母さんはビックリ!でも、声を上げずに我慢しています。これはおもしろい!
「餌は見せるとたくさん寄ってくるので、隠してください。そして、一粒だけ持ってあげます」
虎太朗くんが餌を見せて呼びます。
「おいで!」
するとワキコガネイロウロコインコが腕に乗ってきて、パクリ!うまくいったね!
シロハラインコをみんなの手の上に乗せます。
お母さんの頭の上に鳥さんが乗っている!おもしろい!
虎太朗くんがワキコガネイロウロコインコの餌やりに成功しました。
「頭の上で餌を見せて回すとターンしますよ」
それではお父さんやってみましょう!
「おいで!」と呼ぶと鳥さんがやってきました。鳥さんの頭の上で餌を回すと、クルクル!餌を追いかけて回転してくれました。
楽しいね!
「こちらにきてください、白い大きなオウムがいますよ。オハヨウ!と鳴いている時は撫で撫でできますよ。やってみますか?」と芳賀さん。
虎太朗くんが挑戦します。
「そっと、近づいて、撫で撫で‥」
虎太朗くんが優しく首筋を撫でるとオウムは首を横にして喜んでいます。
お母さんは、鳥さんにバンザイさせることにも成功!
1時間のふれあい体験は楽しかったけれど、龍太朗くんだけは最初の鳥さんの乱舞に驚きすぎたのか、最後まで鳥さんに触れることができませんでした。残念!
芳賀さんはNPO法人も立ち上げ、鳥の保護活動にも力を入れています。
「誰でも初めて動物とふれあう時はすごく嬉しいと思うんですよ。でもそれはおもちゃとか可愛らしい人形を手にしたときの楽しみだと思うんですよ。本当に動物と仲良くなる時は勉強して、動物が受け入れてくれたときに仲良くなれるんですよ。そういうことを伝えたいですね」
インコとオウム先生の意味がなんとなくわかってきました。
一般的なふれあい動物園とは違うけれど、鳥さんと本当の友達になれるのが「インコとオウム先生のいるお店 ふわふわインコ」です。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
お父さんは、鳥さんのターンに成功!
白い大きなオウムを撫で撫で!
お母さんは、鳥さんにバンザイをさせることができました。
掲載日:
2021/03/24
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