長崎市西小島にある大徳寺公園。
大きなクスノキがあることで有名な公園で、「寺もないのに大徳寺」と長崎七不思議として歌われている場所でもあります。
また、公園内には梅ヶ枝焼餅を販売しているお店もあり、公園で遊んでいるとふわっといい匂いが漂ってきます。
広々としており、とても居心地のよい公園です。
今回は、そんな大徳寺公園へ行ってきました!
まずは鳥居をくぐって、ながーい階段を登ります。
大徳寺公園までもう少し!
公園の右手側には神社があります。
長い階段を上がると、左手に広場があり、右手には神社があります。
取材日には、梅の花が咲いていました。
青空に映える赤い花が、ひと足早く春の訪れを知らせてくれています。
広場をうろうろしながら梅の花を撮影していると、毛並みの綺麗な猫が寄ってきました。
しゃがむと、足にすり寄ってきて「にゃーん」と鳴く、とても人懐っこい猫でした。
公園内には他にも猫が数匹いて、追いかけっこをしたり昼寝をしたりなど、とても和やかな時間が流れていました。
猫が多い長崎ならではの光景ですね。
広々とした広場です。
かわいらしい梅の花。
「にゃーん」と鳴きながら足にすり寄ってきました。
奥へ進むと、遊具があります。
ブランコがあったり、すべり台があったりと、遊び回るには十分な広さの公園です。
遊具の数はあまり多くはありませんが、夕方になると小学生が集まってみんなで仲良く遊んでいます。
取材に行ったのは平日の昼間だったため、子どもたちはいませんでしたが、老夫婦がベンチで休憩していたり、のんびりと日向ぼっこをしてる人がちらほらといました。
公園の真ん中には大きなクスノキがドーンと構えており、大きく枝を広げています。
クスノキを見上げていると、なんだか心が穏やかになりますよね。
夏の暑い日には日差しを遮ってくれるのもありがたいです。
公園の真ん中にドーンとあるクスノキ。
子どもたちが大好きなブランコもあります。
船の形をした複合遊具!
公園の入り口あたりには「老舗菊水 大徳寺」という、「梅ヶ枝焼餅」を販売しているお店があります。
注文をすると優しい笑顔のおばあちゃんが、その場で餅にあんこを包み込み、焼いてくれます。
「1人前4個700円」と表記がありましたが、「ひとりなら2つくらいにしとく?」と2個350円で作ってくれました。
このお店は長崎出身の美輪明宏さんが常連らしく、長崎に帰ってきたときはよく来てくれるとお話を聞かせてくれました。
焼き上がった梅ヶ枝焼餅は、「お腹がすいた時に取り出してすぐ食べれるようにしとくけん」と、ひとつずつ包んで渡してくれました。
出来たての梅ヶ枝焼餅は、アツアツでとてもフワフワ!
びよーんと伸びる餅と、中に入ったあんこの相性が抜群でペロッと平らげてしまいました。
一般的な「梅ヶ枝餅」よりも大きめですが、子どもでも完食できる大きさです。
もし食べきれなくても、家で温めなおせば、また美味しく食べることができます。
温める時はレンジよりもオーブントースターの方がオススメだと店員さんが教えてくれました。
大徳寺公園に行ったら、ぜひ食べてくださいね。
なんだか懐かしさを感じる店構え。
こちらが長崎七不思議。
大きい梅ヶ枝焼餅!
「老舗菊水 大徳寺」のすぐ隣には、県指定天然記念物の「大徳寺の大クス」があります。
公園の真ん中にあるクスノキよりもさらに大きいこの大クスは、県下第一の巨木で、樹齢は約800年とのこと。
上を見上げてカメラを構えても、カメラに入りきらないくらいの大きさです。
800年もの間、この場所で長崎の街を見守り続けた大クスの力強さを感じます。
大きなクスノキと、梅ヶ枝焼餅が有名な大徳寺公園、いかがでしたか?
長崎の中心部にありながらも、自然のパワーを感じられるスポットです。
ぜひ行ってみてください!
カメラに収まりきれないクスノキ。
方位磁石と照らし合わせてみたら、ピッタリと北を差していました。
公園内にはトイレもあります。
文・写真:結子 生まれは長崎。育ちも長崎。大好きな長崎のワクワクをお届けします
掲載日:
2020/01/31
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎県長崎市西小島1丁目1-7