長崎県諫早市は、野菜や果物、肉も魚も米も卵も、すべて地元で作られているものが揃う食の宝庫です。
食べることが大好きな私は、この土地で暮らす事ができることをとても嬉しく、幸せに感じています!
そんな諫早市の食材を使った数々のオリジナルメニューを満喫できるイベントが、2019年4月21日(日)、諫早市役所前の中央交流広場で開催されました。その名も「諫早グルメフェスティバル」。
今回の冒険スポットは、見て、食べて、体験もできる食の祭典会場。イベント当日の様子をお伝えします!
「諫早グルメフェスティバル」は、諫早市内の飲食店などが2014年に始めたグルメイベントです。来場が2万人を超える年もあり、春の風物詩として年々人気が増しています。2019年で6回目となるイベント当日は、汗ばむほどの晴天に恵まれ、絶好のイベント日和!春のぽかぽか陽気の中、市内外から多くの人々が訪れていました。
近隣の建物屋上から見た中央交流広場。所狭しと、テントが張り巡らされ、多くの人々で賑わっています。
イベント開始とともに、各店舗こだわりのメニューを買い求める人々。店員さんも来場者もみんな笑顔!
友達同士で遊びに来ました!まずはお目当てのハンバーガーから!「いただきま~す♪」
2019年の主な出店ルールは、
① 食材が豊富に揃う諫早市を、より食の街として盛り上げるため、イベントの実行委員会が選んだ諫早市産の14種類の食材(例、諫早市産の豚肉、タマネギ、そば粉、はちみつなど)から、1種類以上を使ったメニューを提供すること。
② 価格は500円以下にすること。
少々厳しい条件のようですが、このコンセプトに刺激を受けた飲食店も多く、38店舗が出店しました。中には、このルールだからこそと出店、考案されたメニューもあり、会場には個性豊かな自慢の一品が勢ぞろいしました!
例えば、諫早市産の豚肉、諫美豚(かんびとん)を使った「諫美豚どん」。
諫早平野で育てたお米「にこまる」を食べて育った“諫美豚”と、“諫美豚”の堆肥で育てた「にこまる」のコラボ丼です。甘みのある諫美豚を炭火で焼き、ご飯の上にど~ん!旨みと旨みが絡まって絶妙なハーモニー!
女性や子どもに大人気だったのが「トロピカル・ハニーソーダ」。ピーチやメロンなど5種類のフルーツシロップの中に、諫早市内でのみ採取・濾過した、こだわりのはちみつ「百花蜜」が入ったオリジナルソーダです。イベント当日は、お天気がよく、冷たい飲み物も飛ぶように売れていました。
そば粉を使った珍しいピザもありました。ピザ生地は、イタリア産の高級小麦粉と、諫早市高来町で栽培されている「幻の高来そば」のそば粉のブレンド。中にチーズ、野菜、ソースを入れて折りたたみ、揚げたてを提供していました。手のひらより一回り大きい「フライドPIZZA」のできあがり!
「諫美豚どん」
お米を食べて育った諫美豚は、柔らかくてジューシー♪
「トロピカル・ハニーソーダ」
ストローでいただきます。シュワっと爽やか!彩りも華やかで南国気分!
「フライドPIZZA」~そば粉ピザ~
小麦粉とそば粉の配合が絶妙♪あつあつ!で美味しい~!
諫早市長田町産の春に収穫される新タマネギは、柔らかくて甘みが強いのが特徴で、とても人気があります。その新タマネギをじっくり炒めてソースを作り、蒸し焼きにした牛肉の上にかけた「いきなビーフ丼 長田の玉ねぎソース」は、柔らか~い牛肉と甘いソースがご飯とマッチ!来場者の中にはお替わりする方もいらっしゃいました♪
近年、低カロリーで栄養豊富であることから話題のジビエ。匂いが気になる、という方もおられますが、そんな方に是非食べてもらいたいと考案されたのが「自家製ジビエソーセージ風 串揚げ」。諫早市内で捕獲されたイノシシ肉をソーセージに仕込んで揚げたもので、特製ソースでいただきます。肉の旨みが濃厚で美味しい~!
諫早市内の直売所の方々による「産直ブース」も好評でした。採れたての新鮮なミニトマトやキュウリ、ジャガイモ、柑橘類などが飛ぶように売れていましたよ。お店の方々は、「若いお客様も多くて賑やかですね。こういうイベントに出店するのも楽しくていいですね~」と話していました。
「いきなビーフ丼 長田の玉ねぎソース」
じっくりと煮込んだ牛肉とタマネギソースが相性バツグン!柔らかくて美味しい!
「自家製ジビエソーセージ風 串揚げ」
ロングサイズで食べごたえもあり。ジビエデビューという方にもオススメです!
「諫早市内の直売所」のブース
採れたての野菜や果物がずらり!ミニトマトやデコポンなどを、その場で食べている親子連れもいましたよ♪
諫早グルメフェスティバルでは、グルメを楽しむだけではなく、手作りの雑貨や洋服の販売、エステ、似顔絵アートなどのマルシェも同時開催されていました。名付けて「グ〜グ〜マルシェ」。「お腹グ〜グ〜」と「GOOD!!GOOD!!」をかけているそうです。参加店舗はおよそ30店舗。マルシェだけで、ひとつのイベントが開催できそうな賑やかさでしたよ。
中には子どもたちがお手伝いしている店舗もあり、来場者に笑顔で接客する姿も。若い女性客が店頭に並んだ手作りの帽子を手に取ったり、試着したりしていると、「お似合いですよ~」などと声をかけていました。微笑ましいですね~!
エステのブースも人気でした。アロマオイルを使ったハンドマッサージのコーナーに行くと、とてもいい香り♪
香りのもとは、ラベンダーとアカマツヨーロッパという2種類をブレンドしたオイル。指先からひじまで、たっぷり塗って、10~15分マッサージしてもらえます。子どもが行事でいないので1人で来ましたという女性は、「気持ちいいですね。今日は癒され日です」と笑顔で話していました。
今回のイベントの中で、1店舗のみ、県外からの出店も。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県の復興支援ブースで、ペットボトル入りのこだわりのお茶を販売されていました。ペットボトルの中には微粉砕したお茶の粉末がセットされていて、蓋をプシュッとひねると茶葉が入れ物の中に飛び出し、アッという間に、極上の緑茶が出来上がります。茶葉には長崎県のそのぎ茶も使われているそうです。驚くほどの美味しさと香りに感動しました。
マルシェを手伝う子どもたち。みんな笑顔で接客☆たくさん売れたかな♪
アロマオイルでハンドマッサージ。アウトドアでのマッサージは、解放感があって、気持ちよさそう♪
宮城県復興支援ブースで販売「茶摘み」。左が蓋をひねる前。右がひねった後。みるみる鮮やかな緑色に変わるマジカルな瞬間も楽しい☆
会場内に設けられたステージでは、太鼓の演奏、ダンス、チアリーディング、ライブなどが繰り広げられていました。
直売所PRプロジェクトと県立諫早高校の生徒たちのコラボ企画で、諫早市内で生産されている農産物について楽しく学べる○×クイズ大会も開催されました。諫早市のジャガイモの収穫時期は年に1回である?諫早市ではアボカドやパイナップルも栽培されている?などのクイズを出題。正解者およそ100名にはお米のプレゼントもあり、とても盛り上がっていました!
イベントのオープニングとエンディングでは、餅まきならぬ、諫早の銘菓「おこし」をまく「おこしまき」!青空のもと1000個のおこしが盛大にまかれるなど、まさしく諫早のグルメ尽くしのイベントでした♪
子どもから大人まで、多種多様な皆さんが、それぞれのブースで汗を流し、来場者の笑顔が溢れた一日。
テントを持参して、美味しいグルメを食べながら、ピクニックを楽しむ家族連れも多く見られました。
まだまだ盛りだくさんで、伝えきれないことも多々あり残念ですが、丸一日の取材を通して、私自身も笑顔と元気をいただいたイベントでした。
今回提供されたメニューが、新メニューとして加わる店舗もあるそうです。
あのメニューがまた食べたい!行けなかったけど気になるメニューがある!などと思われた方は、地元の食材に興味を持ったり、食べたりするきっかけにしていただき、是非、各店舗に足を運んでいただければと思います。
今回の冒険スポットは、「諫早グルメフェスティバル」でした。
記事を書きながら、おなかが空きました~!(笑) それでは、また!
文・写真 数原有希子(野菜ソムリエプロ、スムージースペシャリスト、MC、諫早もりあげガールズ)
農産物○×クイズ。諫早市のジャガイモの収穫は春と秋の年2回。アボカドもパイナップルも栽培されています☆
エンディングの「おこしまき」の様子。大盛り上がり!またの「お越し」をお待ちしています☆
テントを持参してピクニック。フリースペースも友人や家族連れでいっぱいでした☆
掲載日:
2019/05/10
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
諫早市役所前 中央交流広場