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祝!架橋180年!眼鏡橋を「下」から眺めに、諫早つつじ祭りへ出かけよう!

諫早市に春の訪れを告げるイベント「諫早つつじ祭り」。2019年は4月1日から5月6日まで、平成から令和へと年号をまたいで開催されています。大正7年に「諫早の名所に」と諫早公園一帯につつじを植樹。昭和27年につつじ祭りが初開催されて以降、諫早市の春の風物詩として市民に親しまれてきました。
今回ご紹介する冒険スポットは、祭り会場の諫早公園とその周辺。4月13日、14日に開催されたメインイベントの様子(取材は13日)や、祭り期間に楽しめるスペシャル企画などをお伝えします!

諫早公園は諫早駅から徒歩10分ほどの街の中心部にあります。公園一帯は、国指定天然記念物に指定されている数十種類の暖地性植物に覆われた緑豊かな丘陵地で、春には約1万本のつつじが見ごろを迎えます。品種はヒラドツツジとクルメツツジなど、赤や白色、淡いピンク色や濃い紫色など、目を見張るほどの鮮やかさ。山々の緑や、春の青空にとてもよく映え、街中でありながら、自然をたっぷり堪能できる憩いの場所として、例年、多くの観光客や花見客、家族連れなどで賑わっています。

  • 諫早公園を含む上山公園は、日本歴史公園100選や、森林浴の森100選に選ばれています。

  • 春になると、諫早公園には1万本、上山公園と合わせて3万本のつつじが咲き誇ります。

  • 諫早公園は、どこから見ても眺めがよく、写真愛好家にも人気です。

2019年のつつじ祭りのテーマは「知れば知るほど奥深い、諫早公園や眼鏡橋の歴史に触れよう!」。
4月13日、14日には様々なイベントが開催されました。
まずは戦国時代、伊佐早(いさはや)地方(諫早市)を初めて統一した西郷尚善(さいごうひさよし)により築かれた山城に思いを馳せ、諫早城址の頂上を目指して山を駆け上がる「山城RUN」。普段、運動をしていない私にとっては、足はガクガク、心臓はドキドキするほどの山道ですが(笑)、子どもたちは元気!元気!みんな一気に駆け上り「きつかったけど、楽しかったです」と話していました。

また、眼鏡橋は知っているけど、じっくり観察したことはないという子どもたちに、自由気ままに眼鏡橋の絵を描いてもらい、親しんでもらおうというスケッチ大会も。つつじ祭りにはいつも遊びに来ているという地元の学童クラブの子どもたちは、「ね~ね~。私の絵、橋に似てるかな~?」と話しながら、思い思いに色鉛筆を走らせていました。

諫早公園内を散策し、よりディープな魅力を知る「眼鏡橋散策ガイド」も行われました。眼鏡橋は天保12年(1839年)に本明川に架けられた2連式アーチ型の石橋で、現在は諫早公園内に移築されています。2800個の石だけを組み合わせて造られている貴重な構造で、国の重要文化財に指定されています。案内役のボランティアガイドは、眼鏡橋には、永遠の愛を確かめ合う男女の姿が彫られていて、愛し合う二人の姿に重ね合わせ、橋が永久に壊れない願いが込められていることや、橋には諫早石が使われていることなどを説明していました。
つつじ祭りは、自然を楽しみながら、見慣れた風景の中に秘められた歴史などに触れるいい機会ですね。

  • 山頂までは約200メートル。子どもたちは、約1分半の速さで駆け上がっていました。

  • 「眼鏡橋スケッチ大会」出来上がった作品は、諫早市物産ホールなどに展示されます。

  • 永久不壊の願いが込められた眼鏡橋。男女の姿は見えない所に彫られています。

祭りと言えば、やはり「食」も楽しみのひとつ!花より団子♪という方も多いのではないでしょうか。会場には、揚げたてのかまぼこや、幻の高来そば、かりんとうまんじゅうなど、諫早の郷土料理を始め、美味しい露店がたくさん並んでいました。13日はお天気がよかったので、冷たい生ビールやソフトクリームも最高!よく売れていましたよ。

そして、毎年大人気なのが、「諫早市長田町産の新タマネギ」詰め放題!旬の新タマネギは、柔らかくて甘みが強く、生で食べても美味しいのが特徴です。イベント当日は、なんと1回100円!皆さん、ナイロン袋にギュ~ギュ~に詰めて、にっこり笑顔。大盛況で、なんと1時間ほどで完売していました。是非、食べてみたい!来年まで待てない!という方は、諫早市内の直売所で購入することもできます。長田地区の新タマネギは絶品ですよ!

  • JAながさき県央の皆さん。イベント当日は700キログラム準備されたそうですが、アッという間に完売!

  • 揚げたてのちゃんぽんシュウマイ♪。熱々で美味しい~!

  • まんじゅうやソフトクリーム、スイーツなど、美味しいものがずらり!

祭り会場では、春のすがすがしい青空をバックに、様々な音楽も堪能できました。
地元で大活躍の「諫早天満太鼓」は、勇壮な太鼓の音色を披露。眼鏡橋の前での演奏は重厚感があって、かっこよかったです。子どもたちの、勢いのよいバチさばきが印象的でした!

「音楽を使って地域に溶け込み、街づくり」をテーマに活動している長崎ウエスレヤン大学のジャズサークルは、あらゆる年齢層にジャズを楽しんでもらおうと、「茶色の小瓶」や、「聖者の行進」などの懐かしい曲を披露したり、加山雄三やクールファイブの曲をジャズ風に演奏したりして、祭り会場を盛り上げていました。来場者も次々に集まってきて、楽しそうに聴いていましたよ。

毎年、子どもたちに人気の「ふれあいミニ動物園」。
うさぎ、ひつじ、やぎ、ハムスターなど、可愛い動物たちがお出迎えしてくれます。子どもたちは興味津々!触ったり、抱っこしたり、一緒に写真を撮ったりしてとても賑やかでした。

  • 「諫早天満太鼓」
    イベントや結婚式、福祉施設への慰問などに引っ張りだこ♪

  • 「ウエスレヤンジャズアンサンブル」
    息のあった演奏で、会場を魅了していました☆

  • 「ふれあいミニ動物園」
    お馬さん、こんにちは~。僕より大きいね~。

2019年のイベントは終了しましたが、眼鏡橋が架橋180年を迎えた記念の年であることから、特別に橋を楽しめるスペシャル企画があり、誰でも自由に楽しむことができますので、最後にご紹介します。

まずは、眼鏡橋のアーチの下に特別に設置された遊歩道です!5月6日までの祭り期間中、橋の上を渡るのではなく、アーチをくぐりながら、貴重な歴史的建造物を普段とは違う角度から鑑賞することができますよ。

また、夜は眼鏡橋がライトアップされています。(18:00~22:00)
諫早市の眼鏡橋は、半円形ではなく、楕円形で緩やかなアーチを描いているところも魅力のひとつです。
日が落ちた後の気温も、ずいぶんと春めいてきてお出かけもしやすくなりましたので、優美で幻想的な姿を眺めに、是非、夜の諫早公園にも足を運んでみられてはいかがでしょうか。

2019年のゴールデンウイークは4月27日から5月6日まで。最も長い人は10日間と長い!
是非、皆さん、ゴールデンウイークは、諫早にも遊びに来てくんしゃいね~!

今回の冒険スポットは、「諫早つつじ祭り」でした。

文・写真 数原有希子(野菜ソムリエプロ、スムージースペシャリスト、MC、諫早もりあげガールズ)

  • 遊歩道から見上げた眼鏡橋。精工に組み合わされた2800個の諫早石。

  • 犬も一緒に散歩を楽しむ家族連れ。子どもから大人まで、多くの人々で賑わっていました。

  • 夕暮れ時の眼鏡橋。幻想的な風景☆。
    (写真提供:諫早観光物産コンベンション協会)

掲載日: 2019/04/19
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
諫早つつじ祭り
TEL
0957-22-1500(諫早市緑化公園課)
住所
〒854-0016 諫早市高城町772

〒854-0016 諫早市高城町772

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
上山公園駐車場 無料 110台 10:00~22:00
営業時間
定休日
毎年4月~5月に開催
対象年齢
全年齢
料金
無料
アクセス
諫早駅から徒歩約10分
長崎県営バス「諫早公園」下車すぐ
公式サイト
https://www.city.isahaya.nagasaki.jp/post38/5298.html
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