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冒険 073

自然の宝島で行楽のフルコース!見て、触れて、学んで、遊んでみよう!

今回は、JR諫早駅から車で15分、自然があふれる宝島「諫早ゆうゆうランド 干拓の里」をご紹介します。
1994年の開園以来、年間13万人以上が訪れる人気の施設です。諫早湾干拓にまつわる資料を展示した「干拓資料館」や、諫早の母とも呼ばれる本明川から有明海までをつなぎ、そこに生息する生き物を展示した「むつごろう水族館」、初心者から本格的な乗馬まで楽しめる「馬事公園」のほか、一日中のんびりゆったり遊ぶことのできる自転車やボートなどの遊戯施設などが揃っています。

キャッチフレーズは、「見て、触れて、学んで、遊べるビックな遊園地!」広大な敷地の中には、わくわくとドキドキがてんこ盛り!楽しく学べるプログラムも盛りだくさん!なので、社会科見学や修学旅行、遠足にも大人気!今回は数多くのプログラムの中から、一押しのスポットや最新情報をピックアップしてご紹介します。

  • 「ふれあい水槽」
    社会科学習や修学旅行、遠足に訪れる人も多く、ガイドさんが、わかりやすく丁寧に説明してくれます。

  • むつごろう水族館では、本明川に生息する生き物を見ることができます。場所によって生き物が変わるのも面白い!

  • 「わんぱく城」
    わいわい楽しめる「わんぱく城」!遊具で遊んだり、走り回ったり!楽しみ方は自由自在!

諫早湾は、約600年前の鎌倉時代末から干拓が行われてきた歴史があります。農地を広げたり、排水をよくして市民の安心安全な暮らしを確保したりするために必要なものとされ、干拓を続けてきたことで、諫早平野は長崎県内で最も広い穀倉地帯となり、塩害や防災などの予防にも役立っています。(ちなみに干拓とは、遠浅の海や干潟などを仕切り、その場の水を抜いたり、干上がらせたりすることで陸地にすることで、埋め立てとは異なります。)
子どもたちに、これまでの歴史や今の干拓地も昔は海だったことを話すと、驚いたり熱心にメモをとったり、興味津々。団体で申し込むと、潮受堤防や中央干拓地など、現地でのガイドも行ってくれます。

むつごろう水族館では、本明川から有明海までに生息している生き物を、源流、上流、中流、下流、そして有明海に分けて展示しています。子どもたちに大人気の施設で「水槽がとってもきれいだった!」「小さな水族館なのに、こんなにたくさんの生き物がいてビックリ!楽しい!」といった感想が多く寄せられているそうです。
国内最大級の直径5メートルの干潟の水槽もあり、水槽の中では自然界にあわせて、潮の干満を人工的に行っています。普段は見る機会の少ない「むつごろう」や「トビハゼ」「シオマネキ」を見ることができますよ!

  • 諫早平野の模型。左側が本明川の源流。右上が有明海。真ん中が干拓地で昔はここも海でした。

  • 「干潟水槽」
    国内最大級!直径5メートルの大型水槽。水槽の中は干潟を再現し、人工的に潮の満ち引きも行っています。

  • 干潟の水槽の中で、むつごろうやトビハゼ、シオマネキが待っていますよ!

敷地内には県内で唯一、馬術競技ができる馬事公園もあります。長崎県代表として数々の国体に出場したインストラクターが、乗馬の初心者から上級者まで幅広くレッスンしてくれます。気軽に体験もできますよ。是非、親子でチャレンジしてみませんか。園児に大人気の「引き馬」や、大人向けの「体験乗馬」など、お好みのプランが選べます。(要予約)また2019年からは、馬が実際につけていた蹄鉄を使った「お守り」が新登場!蹄鉄は魔よけ、幸運を呼び込むと言われているそうで、お守り作りの体験教室も開催予定とのこと。要チェックですね♪

おなかがすいたら「お食事処はとむぎ館」へ。地元の婦人部の方々が作る美味しい食事がいただけます(土日祝日のみ)。ここでは、そば打ちや饅頭づくりの体験教室もあり人気です。「いきなり団子づくり教室」では、子どもたちが粉をこねて皮を作ったあと、あんこを包んでいました。このあと蒸して出来上がり。みんな、熱々の出来立てをほおばって美味しそうに食べていましたよ!

  • 「馬事公園(引き馬体験)」
    園児や小学生に大人気の「引き馬」。わ~!馬って思っていたより大きい!と、おおはしゃぎ♪

  • 蹄鉄お守り。U向きに飾ると運が舞い込み、逆にすると悪運を振り払うそう☆

  • いきなり団子づくり体験。「楽しい~」と言いながら、皮を薄くのばし、あんこを上手に包んでいました♪

遊んだあとは、敷地内にある農産物直売所「よかもん市」でお買い物はいかがでしょうか。地元で栽培された採れたての新鮮野菜や、干拓地で収穫された干拓野菜をはじめ、花や加工品などがお買い得価格で販売されています。珍しい諫早産のイノシシ肉もあります。冬場は季節限定の小長井産の牡蠣も届きますよ。干拓の里は、子どもを遊ばせるだけでなく、家族で楽しめるのも大きな魅力ですね。

今回ご紹介した以外にも、釣り堀、ボート、可愛い小動物とのふれあいコーナーなど、たくさんのプログラムがあります。子どもさんと一緒に「何して遊ぶ?」と予定を立てるのも楽しいですね。

  • 干拓地の土壌にはミネラルが豊富に含まれているので、野菜が甘くて美味しい!

  • 冬場は小長井産のカキが並びます。カキは海のミルクと呼ばれるほど栄養満天☆

  • 「ボート乗船(足こぎボート・手漕ぎボート)」
    池ではボート遊びもできます♪この池にはアイガモがいて、エサをもらえるかも~っと後ろからついてきますよ。

2019年4月からは「見て、触れて、学んで、遊べる」に「作れる!」も加わり、土と触れ合い、野菜の栽培ができる体験農園が開設されます。1区画25平方メートル。1ヶ月につき1,000円。駐車場、水道、肥料、休憩所が自由に使えて、栽培講習会もあり。野菜が育ったら収穫イベントもあるそうです。楽しみながら野菜も思い出も作れそうですね。

おしまいに、2019年は施設が開園して25周年。これを記念して1月2日と3日には、昔懐かしい遊びが楽しめるイベントが開催されます。凧作り体験教室(無料)、追羽根(無料)、毎回大好評のワンちゃんとお散歩体験(1回100円)、猪年にちなんで諫早産のイノシシ汁のふるまい(無料)もあるそうです!

年間を通して様々な楽しみ方ができる「諫早ゆうゆうランド 干拓の里」。
自然あふれる宝島へ、是非、ご家族お揃いでお出かけください。

文・写真 数原有希子(野菜ソムリエプロ、スムージースペシャリスト、MC、諫早もりあげガールズ)
写真の一部・ゆうゆうランド干拓の里 提供

  • 「わんぱく城」
    見て、触れて、学んで、遊べるビックな遊園地!行楽のフルコースを満喫しよう!

  • 体験農園始まる!利用料には1名分の入場料が含まれます。

  • 2019年1月2日と3日にイベントが開催されます。猪年にちなんでイノシシ汁のふるまいもありますよ♪

掲載日: 2018/12/27
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
諫早ゆうゆうランド 干拓の里
TEL
0957-24-6776
住所
〒854-0031 長崎県諫早市小野島町2232

〒854-0031 長崎県諫早市小野島町2232

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
普通車 約400台 
大型バス 9台
営業時間
9:30~17:00
定休日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
12月30日~1月1日
対象年齢
全年齢
料金
【一般入園料(入園のみ)】
●大人(高校生以上) 300円
●小人(小中学生)  200円
●幼児(3歳以上)  100円
*団体割引、入園+水族館のセット料金、修学旅行料金、遠足料金、障害者割引など各種サービスあり。(別途、遊具料金)
アクセス
JR諫早駅から車で約15分
島原鉄道で約25分
ながさき自動車道 諫早ICから車で約25分
島原鉄道 干拓の里駅から、約900メートル
公式サイト
http://www.kantakunosato.co.jp/
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