長崎県野母半島の最南端に「樺島」という小さな島があります。
わずか2.2平方キロメートルの小さな島ですが、この樺島周辺をめぐるクルージングが密かな人気とか。
今回樺島クルージングの体験に訪れた松木さん親子を迎えてくれたのは、船長の松﨑辰樹さんです。
「今日はちょっと風が強くて、しかも曇りですが、樺島クルージングを楽しんでください」
早速、ライフジャケットを着て「みちしお号」に乗り込みます。
長崎県野母半島の最南端「樺島」の港です。
迎えてくれたのは、「みちしお号」の船長、松﨑辰樹さんです。
ライフジャケットを着て船に乗り込みます。
さあ、港を出て大海原のクルージングに出発!
松木さん親子はせっかくだからと、船のへさきで風を感じながら進みます。
「今日のコースはだいたい、30分くらいです」とマイクを手にした松﨑船長。
晴れていると熊本の方までハッキリと見えるらしいのですが・・、ちょっと残念。
船がスピードを上げて進むと断崖が見えてきます。
「ここは陸からは来ることができないので、クルーズならではの風景ですね」
断崖に近づくと幾つもの洞窟が。
「白戸の穴洞窟といいます。自然にできた洞窟で、一番左の洞窟だけ船が入ることができます。でも天候や波の条件によっては入れません」
さあ、港を出て大海原のクルージングに出発!
せっかくだから船のへさきで風を感じよう!
断崖に近づくと幾つもの洞窟が。白戸の穴洞窟です。
「エー、入りたいね」とお父さん。みんなも入りたいと声をあげます。
波がちょっと荒いけど、今日は大丈夫!
「さあ、入りますよ!」と船長が声をかけます。
船がゆっくりと洞窟の中へ。何かドキドキするね。
暗い洞窟に紗弥ちゃんは「怖い〜!」と顔を伏せます。
ところが少し進むと、パッと明るくなりました。
「ワア〜!」と歓声がおこります。
洞窟内に別の穴から光が差し込んで神秘的な海の色!
これが、長崎の「青の洞窟」です。
晴れているともっとキレイらしいです。
一番左の洞窟は船が入れるそうですが・・今日は大丈夫かな?
船はゆっくりと暗い洞窟の中へ。ドキドキするね!
別の穴から光が差し込んで神秘的な海の色!長崎の「青の洞窟」です。
洞窟から出ると船長から意外な話が。
「この洞窟にはその昔、海賊が住んでいたという言い伝えがあります。そのせいか岩の上の方に祠(ほこら)があります」
本当だ!船長さんに言われないとわからないくらいの小さな祠が見えます。
海賊がいたということは、お宝もあったのかな?考えるのが楽しいね。
「白戸の穴洞窟」を離れてクルージングは続きます。
するとおもしろい形の岩を発見!
「桃の形に似ているので、この辺を桃瀬となんとなく呼んでます」
洞窟には海賊が住んでいたという伝説が。岩の上には祠があります。
「白戸の穴洞窟」を離れてクルージングは続きます。
おもしろい形の岩を発見!桃に似ているからこの辺は「桃瀬」と呼ぶんだって。
白い灯台が見えてきた!
「樺島灯台です。灯台の周辺は車で行けるので、時間があったら立ち寄ってください」
今日は波が荒いので通常のコースを変更して、最後のポイントへ。
赤い樺島大橋です!
「さあ、橋の下をくぐるよ!」
船はスピードを上げて橋の下をくぐります。
橋を指して優衣ちゃんは笑顔いっぱいです。
松木さん親子が約30分の樺島クルージングを終えて港に帰ってきました。
「洞窟の中に入るのが楽しかった!」と優衣ちゃん。
天候や条件がいい夏場だともっとキレイだって。また、来てね!
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
白い樺島灯台!周辺は公園になっていて車で行けるそうです。
クルージングのラストポイント。赤い樺島大橋が見えます。
樺島大橋の下をくぐります。優衣ちゃんは橋を指して笑顔いっぱい!
掲載日:
2020/02/26
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〒851-0507 長崎県長崎市野母崎樺島町