諫早市の冬の風物詩となっているのが「いさはや灯りファンタジア」。約20万個の電飾イルミネーションがきらめきます。さらにメイン会場となる諫早市役所前中央交流広場では、スペシャルナイトのイベントとして灯明地上絵が描かれます。
円口さん親子をとびっきりの笑顔で迎えてくれたのは、実行委員会副委員長の下濵誠一郎さんです。
「やあ、よく来てくれたね!今日は、キャンドルの点灯を手伝ってね!」
ボランティアの受付を終えて、グラウンドへ向かいます。
グラウンドには、赤色、黄色、白色の線が張られています。このままでは何の形かわかりません。
グランドのそばにはキャンドルを入れるための大量の赤色、黄色、白色の紙袋と砂が用意されています。
「コップ一杯分の砂を袋の中に入れてね」
下濵さんの説明を聞いて、円口さん親子はせっせと砂を袋に入れます。
円口さん親子をとびっきりの笑顔で迎えてくれた 下濵誠一郎さん。
会場には赤色・黄色・白色の線が張られています。
キャンドルを入れる袋と砂が大量に!コップ一杯分の砂を袋に入れます。
「袋に入れたら、黄色の袋は黄色の線に並べて行くんだよ」
日向くんは、下濵さんの話を聞くや否や袋を持って駆け出します。
袋を同じ色の線に等間隔で置くと、また駆け足で戻ります。
これを何度も繰り返すので、みんなビックリ!
はるひちゃんも袋を運んで置いていきます。
ところで並べる袋の数はというと、なんと約10,000個!
ボランティアの方の数も徐々に増えて来ましたが、これは時間がかかりそうです。
さあ、頑張って!
袋を持って駆け出す日向くん!
袋を同じ色の線に等間隔に並べていきます。
袋の数は約10,000個だって!
袋を置き始めてから約1時間、グラウンドに赤色・黄色・白色の模様ができました。
次は、袋の中にキャンドルを置いていきます。
「キャンドルの芯を立たせて、袋の真ん中に置いてね」
みんなで座ってキャンドルを置いていきます。
どんどん置いていかないと間に合わないよ!
冬とはいえ日差しはあたたかく、汗ばみながらの作業が続きます。
円口さん親子の作業を見ながら、下濵さんがつぶやきます。
「絆なんです。思い出になるんです。みんなでこんなことをしたねって。諫早を出ても楽しかったねって思い出してもらえれば、嬉しいんです」
グラウンド全体に袋が置かれ、模様がわかります。
キャンドルは芯を立てて火がつきやすいように
袋の真ん中にキャンドルを置きます。
キャンドルの設置も終了。
ライターを持って16時の点灯のカウントダウンを待ちます。
「・・3、2、1、点灯!」
円口さん親子は、次々と点灯していきます。
点灯直後はまだ陽が残っていてよくわからなかったのですが、暗くなるにつれ赤色、黄色、白色の袋が明るさを増していきます。
「キレイ!だね!」
はるひちゃんは大喜びです。
キャンドルライトに点灯!
次々と点灯していきます。
暗くなるにつれて袋も明るさを増していきます。
すっかり暗くなった会場で今度はイルミネーションの点灯です。
「・・、3、2、1!点灯!」
一斉にイルミネーションが輝くとともに歓声が上がります。
キャンドルとイルミネーションの競演は、本当にステキです。
会場をたっぷり歩きまわったら、エレベーターを使って市役所9階へ。
みんなで頑張った灯明絵はなんの形なんだろう?
議場を特別に開放した展望所から下を見ると・・
「スゴイ!スゴイ!船!船!」と日向くんは大興奮!
でも日向くん、船じゃないんだ。
「バチカン宮殿?」とお母さん。
そう、ローマ教皇の長崎来訪を記念してバチカン宮殿をデザインしたんだって。
灯明絵は毎年変わるそうです。次はどんなデザインでしょうか?楽しみですね。
絆と思い出を灯すキャンドルとイルミネーションの競演、「いさはや灯りファンタジア」。
スペシャルナイトでは、グルメブースの出店やステージイベントも開催され、たくさんの人で賑わいましたよ。
*2019年度の「いさはや灯りファンタジア スペシャルナイトin中央交流広場」は2019年11月23日に開催
イルミネーションも点灯!キャンドルとの競演です。
イルミネーションで遊ぶはるひちゃんと日向くん。
市役所9階から見た灯明絵は、バチカン宮殿!
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
掲載日:
2019/12/25
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎県諫早市 諫早市役所前 中央交流広場 他