長崎市油木町の長崎交通公園は、子ども達が遊びながら楽しく交通安全のマナーを学べる場所です。
園内には、信号機・横断歩道・標識などの実際の交通施設があり、さながら“小さなまち”のようになっています。
そこで自転車やゴーカートを実際に運転しながら、専門の指導員に交通ルールを教えてもらえます。
公道のように普通車が走っているわけではないので、すぐに駆け出してしまうような元気な子どもでも安心ですよ。
また、ベビーカー・補助付自転車・補助なし自転車・足踏みゴーカート・電動ゴーカート・竹馬といった遊具が全て無料で利用できる点も嬉しいですね。
他にもすべり台やブランコなどの遊具や砂場もあり、いこいの場としても使えますよ。
さて、今回は4歳と1歳の息子と一緒に、楽しく交通ルールを学んでいきます!
公園案内図。長崎交通公園パンフレットより
信号・横断歩道・標識があります。
押ボタン式の信号機もあります。
まずは自転車教室※を受けました。
自転車には補助付のものと補助なしのものがあります。
『補助付き自転車』は4歳以上小学6年生まで(6歳以下は保護者の付き添いが必要)、『補助なし自転車』は4歳以上中学生まで利用できます。
私の子どもは補助付き自転車には乗ったことがありましたが、補助なしのものは初めて。
指導員の丁寧な指導で、私の子どもも10分程度で支えありですが乗れるようになりました。
一人で乗れるようになるコツは、足を止めずに動かし続けること。
怖がってなかなか足が動かない我が子に対して「がんばって」「足を動かして」と指導員は途切れることなく声掛けをしてくれました。
ただ支えるだけでなく、励まし続けることで恐怖心を和らげられるのですね。
自転車教室は、子どもだけでなく私もとても勉強になるものでした。
※自転車教室は原則平日のみとなっていますので、お気を付けください。
自転車の乗り方を学んだら、次はいよいよ実際の道路を模したコースを走ります!
のりばで自転車貸出用の赤いプレートを受け取ったら、指導員の方がその子に合ったサイズの自転車を用意してくれます。
後方確認をし、信号が青に変わったら、出発です。
道路には矢印で進行方向が書かれていたり、黄色いタイヤで誘導されているので迷うことはありません。
私の子どもは、ずっと真剣な表情でペダルを漕いでいましたが、ゴールした時にはやり遂げた達成感でしょうか。
キラキラした笑顔がとても眩しかったです。
指導員の方に自転車の乗り方を教えてもらえます。
休日はたくさんの子どもが並ぶのりば。
実際の交通ルールに従って出発です。
次にゴーカート体験をしました。
ゴーカートには『足踏みゴーカート』と『電動ゴーカート』の2種類があります。
『足踏みゴーカート』は4歳以上小学6年生まで(6歳以下は保護者の付き添いが必要)、『電動ゴーカート』は小学2年生から6年生まで(乗り方指導を受けた上、交通公園発行の「運転免許証」が必要)が乗れます。
上の子どもは4歳ですので、今回は『足踏みゴーカート』に乗りました。
三輪車や自転車のペダルを漕ぐことができれば、問題なく運転することができますよ。
私の子どもはハンドル操作に少し手間取っていましたが、何度も縁石にぶつかりそうになりながらもがんばって運転していました。
コースは実際の公道を模したものになっていますので歩行者もいれば、他のゴーカートも走行していますので、ここでもきちんと交通ルールを守る必要があります。
ペダルを漕ぐことやハンドル操作に必死になってしまいがちですが、周りを確認し、それぞれがマナーを守ることの大切さを学ぶ良い機会になりました。
※電動ゴーカートの乗り方指導は、1日3回(午前10時30分、午後1時30分、午後3時)実施。
のりばはゴーカートも自転車も同じ場所です。
電動ゴーカートと足踏みゴーカート。
ハンドル操作が難しい!?がんばれー!
次にベビーコーナーに行きました。
長崎交通公園では、3歳以下の幼児用の三輪車・四輪車も利用することができます。
下の子は1歳半ですので、まだ上手くペダルを漕ぐことこそできませんでしたが、足で蹴って楽しそうに遊んでいました。
このベビーコーナーには可動式のテントがありますので、体温調節が苦手な小さな子どもや、付きっきりになるお母さんにも嬉しいポイントですね。
長崎交通公園には他にも、すべり台・ジャングルジム・ブランコなどの遊具や砂場があり、ゴーカートに乗れない小さな子も思いっきり楽しむことができます。
最近では自由に砂遊びができる公園は少なくなっていますので、砂遊びが好きな小さなお子さんにとって貴重な遊び場ですね。
ベビーコーナー
小さい子どもも楽しめます。
遊具、砂場。いつもたくさんの子どもたちが遊んでいます。
長崎交通公園では、交通安全教室を受けることもできます。
原則平日のみ(春・夏・冬休みを除く※)ですが、保育園や幼稚園だけでなく、学童やクラブなどに所属している児童を受け付けています。
幼児・児童向けになじみのあるアニメーションがスクリーンに投影されると、子供たちから歓声が上がるそうです。
残念ながらスクリーンを使用した交通安全教室や横断歩道の横断指導は団体のみですが、実際のコースで自転車やゴーカートを使用した交差点での信号確認のポイントは個人でも指導してもらえます。
もし機会があれば、一度じっくりと子どもに学ばせてみてはいかがでしょうか。
※遊具の貸し出しは可能です。
長崎交通公園はまちの様子を細かいところまで再現していて、遊んでいて飽きることがありませんでした。
「バスターミナル」があったり、「病院」があったり。
「学校」と設定された遊具コーナーで小さな子どもたちが遊んでいる様子はとても微笑ましいものです。
そんな小さなまちの中で、楽しそうに、でも真面目に交通ルールを守って行動する子どもたちはとても頼もしく感じました。
皆さんも是非、お子さんを連れて長崎交通公園を訪れてみてください。きっと一回り成長した姿を見せてくれるはずですよ。
文・写真:AKI やんちゃな息子たちと追いかけっこするのが趣味の長崎在住二児の母。
交通安全教室のようす。長崎交通公園パンフレットより
昔の交通公園の写真も展示してあります。懐かしい~。
交通ルールを守りながら思いっきり遊べます。
掲載日:
2019/07/02
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒852-8035 長崎県長崎市油木町6-40