現在、周囲100kmほどの半島の中に島原・雲仙・小浜と3つの温泉街があり、また各地で温泉が楽しめることから「雲仙温泉郷」として展開している島原半島。
そのうち西側にある小浜温泉は、裏手エリアの刈水地区があるカフェを中心に賑わいを見せているとか!
今回はそんな雲仙市小浜町・刈水地区へ行ってきました!
刈水地区には公共の駐車場がないため、小浜マリンパークに車をおいて6分程の道のりを、エリアの景色を楽しみながら徒歩で移動します。
島原半島全体が、いたるところに湧水が湧く水処でもあるため道の途中にも湧水が!澄んでいてとってもキレイ!今も地域の方々が水を汲みに来られているようですよ!澄んだ湧水は飲んでみると冷たくて美味しかったです。湧水そばに建つ木造の「小浜公会堂」のレトロな雰囲気も相まってあたりにのんびりした空気が漂います。
少し行くと、道は車も通らないような細い上りの路地へ。
水色の外観と木造の外観がおしゃれな小浜公会堂。
公会堂裏の「上の川湧水」。水と木漏れ日がキラキラしてキレイ!
刈水庵への道の途中にある炭酸泉。冷泉なので触れます。飲めないけど、触るとプチプチする!
さて、刈水地区の賑わいの中心となっているのがショップ・喫茶の「刈水庵」。
1階ショップでは、国内外の工芸家の作品や世界各地の雑貨や、刈水庵を運営する「スタジオシロタニ」でデザインした商品を販売し、 2階喫茶スペースは小浜の海と山に囲まれた落ち着いた空間でコーヒーやハーブティーを楽しめるようになっています。
古民家をリノベーションしたというショップは、新築にはない親近感と落ち着きが最高の居心地!
敷地内も小さな庭があって草花が揺れていたりしてリラックスできます。
刈水庵外観。
1階ショップ。どれもこだわりのものばかり。丁寧なつくりがうかがえます。
2階の喫茶スペースからは小浜の景色も楽しめます。
さらに刈水地区では春と秋に開催される「刈水デザインマーケット」が毎回好評だそう。
刈水庵オーナー城谷氏の趣旨に賛同した作家さんや商店が参加し、刈水地区全体がマーケットになるイベントです。
刈水庵のショップもそうですが、このイベントの時には作り手の思いやこだわりがこもった作品がずらりと並びます!どれも素敵で目移りしちゃう・・・!
雑貨以外にお菓子も並びます。
商品以外にエリアの雰囲気も楽しんでみて。
刈水庵上の「アイアカネ工房」では当日草木染め体験もできます。(通常要予約)
また「刈水デザインマーケット」では各種ワークショップも行われています。
いくつか実施された中で、今回は自分で作って焼いて食べるピザ作りに参加してみました。
好きな具材とトッピングして作るので、小さなお子様でも楽しく参加できますよ!自分で作る楽しさと、食べ物を大事にすることを感じられる体験でした。
ワークショップや出店内容は、開催毎に変更になりますので、詳しくは「刈水庵」までおたずねください。
大人はもちろん、子どもも楽しめてモノの大切にする気持ちや何かを作る大変さを体験できる冒険スポットです。
自分で作るピザは格別!特製釜でもっちりパリッと。
文・写真 鍛冶口祐子(グラフィックデザイナー、イラストレーター、ライター/YK. DESIGN WORKS)
掲載日:
2018/04/18
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎県雲仙市小浜町北本町1011