白い湯けむりが立ちこめて、温泉街!といった風情ある小浜温泉。
泉質は海水泉で、お湯を上がった後もぽかぽかと温かく、昔から湯治場として親しまれている温泉です。古くは「肥前風土記」にも記されているそう!
海岸線に沿って宿泊施設やジャカランダという6月に紫の花をつける木が並んでのんびりとした雰囲気が漂います。
海岸線沿いに立ち並ぶ小浜の旅館ホテル。
海沿いのジャカランダの並木。
紫色のジャカランダは小浜に夏を告げる風物詩。
そんな小浜温泉の人気スポットが日本一ながい足湯「ほっとふっと105」!白色がかったオレンジの湯棚を源泉に、なんと長さが105mもあるんです!この日もたくさんのお客様で賑わっていましたよ。
足湯は源泉に近いほうが温度が高く、遠くなるほど温度が下がるため熱いのが苦手!いや温泉は熱くなくちゃ!と自分の好みの温度の場所を探すのもここ「ほっとふっと」の楽しみのひとつ。
お湯に足を浸けていると、ぽかぽかと足元から温まってきました、小浜は海岸沿いにあることから夕日の名所でもあるので、夕方足湯に浸かりながら夕日を楽しむ方も多いとか。
温泉、夕日に波の音・・・リラックスできそう~!
105mもある足湯「ほっとふっと」。
斉藤茂吉も歌を詠んだ小浜の夕日。
そしてここ「ほっとふっと105」の楽しみは足湯だけじゃないんです!
なんど日本一の高温の源泉を利用した貸し蒸し釜があって、自分で調理して温泉蒸し料理を味わえるんですよ♪足湯と蒸し料理を一度に体験できるスポットって珍しい!
足湯そばの貸し蒸し釜。
利用方法は簡単!
貸し蒸し釜の目の前にある受付で籠をレンタルして(200円)、事前に用意した食材を空いている釜の中に入れるだけ。
食材の蒸しあがりまで足湯を楽しんでもよし、温泉街を散策してもOK!蒸し釜には食材に応じた蒸しあがりの時間も表示されていてとっても親切です。
春と冬はじゃがいもや、秋はカニがオススメの食材。蒸すと小浜の夕日のように赤くなることから「夕やけガニ」と呼ばれるのだとか。定番の温泉たまごや、初夏に旬を迎えるトウモロコシもおいしそうですね。
籠の貸出はここで。
籠に食材を入れて蒸し釜へ!蒸気が熱いので注意。
蒸し釜の使用状況は札でチェック!。
蒸し料理のほかにご飯や海鮮も楽しみたいなら、足湯側の体験型飲食店「蒸し釜や」もオススメ。こちらは店舗内で食材を選んで購入すると、店員さんが目の前で蒸してくれますよ!
メニューは蒸し料理のほか海鮮丼や定食もあるので食いしん坊でも安心です笑
また甘いものが欲しくなったら蒸し釜や道向かいの「オレンジジェラート」も。
小浜のフレッシュな牛乳を使い丁寧に作られたジェラートは観光で訪れた方のみならず地元の人にも人気です。
特に、地元素材とコラボしたフレーバーは要チェック!
肌から舌から、全身を使って温泉を楽しめる小浜温泉、足湯「ほっとふっと」。子どもも大人もお腹いっぱい楽しめる!?冒険スポットです。
蒸し釜や外観。
店員さんが取り上げてくれますよ!
フレッシュな味わいの「オレンジジェラート」。私のおすすめは雲仙茶。
文・写真 鍛冶口祐子(グラフィックデザイナー、イラストレーター、ライター/YK. DESIGN WORKS)
掲載日:
2018/04/18
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎県雲仙市小浜町北本町