バンズから具がはみ出した大きなハンバーガー。見ているだけで食欲をそそりますが、実はこれ、食べられません。
こちらは、波佐見町にある食品サンプルの製作・展示を行う工房兼ギャラリー「日本美術」。
焼き物の町として知られる波佐見町で、以前焼き物の生地を作る工場として使われていた空き家を改修して、食品サンプルの販売、リース、体験を行っています。
「ミニパフェ製作体験」と「ロウ体験」の2つがあり、私は2歳の娘と「パフェ作り」に挑戦することにしました!
まずはパフェの飾りにする好きなパーツを3つ選びます。ハートやプリン、フルーツ、クッキーなど、カラフルでどれもかわいい。もっと豪華にしたい場合は1つ100円で追加することもできます。
取材に行ったのは11月でクリスマス前ということもあり、サンタの形をしたイチゴやモミの木など、クリスマスらしいパーツもありました。
その時期にあったパーツが選べるのも楽しい♫
工房兼ギャラリーにはワクワクがいっぱい。
代表の野田さんと一緒にミニパフェ作りに挑戦!
この日は25種類から3つをチョイス!
続いては中に入れるシロップ作り。
娘は赤のインクをチョイス。代表の野田さんが優しくサポートしてくれるので、娘も楽しみながら作ることができました。
カップにソースを入れたら、ソフトクリームに見立てたゴムを専用の機器で絞りだします。ポンプを押す作業も体験させてもらいました。
最後に、選んだパーツを好きな場所に飾って、完成!15分ぐらいで、オリジナルのミニパフェを作ることができました。
帰りはケーキ用の袋に入れてくれるので、何も知らない人は本物と間違えそう。
実際、私の父もケーキと思って開けて食べようとしていました。
父「なんや、ゴムやっか~」
それだけリアルにできているということなんでしょう。
ちなみに、もう一つの「ロウ体験」はお湯を張った水槽にロウを流し込み、天ぷらやレタスを作ることができます。こちらも楽しそうなので時間がある人はぜひ挑戦してみてください。
シロップを混ぜる作業は実験みたいで楽しい。
完成~!ばんざ~い!
クリスマスカラーのオリジナルパフェができました。
工房ではSNS映えするサンプルがたくさん。
見よ!この照り感。鶏の丸焼き?
ステーキやハンバーグも本物よりおいしそう~。
ずっと見ていたい・・・。
鶏の丸焼き?照り感がすごい!
う~ん、食べたい!
机の下にパンケーキ、み~っけ!
野田さんが作る作品は遊び心が光ります。
オムライスが帽子になっちゃった?!
工房の出入り口には食パンのOPEN看板。
工房内では具材を使って自由にお皿に盛り付けられる体験コーナーもあって娘はなぜか、ずっと素麺にキュウリを混ぜていました。
オムライスの帽子、似合ってる?
雨でも大丈夫な食パン看板。
創作料理に夢中の娘。
工房兼ギャラリーではサンプル品の販売も行っています。
れんこんのペン立てやフリーペーパー上に無造作に置かれたケーキ、ベーグルのペン&スマホスタンドなど・・・。
なんとも言えない違和感と、強烈な存在感を放ちます。
野田さんが作る作品は、もはや単なる食品サンプルではなく、日常に溶け込むように作られた日用品として、見る人に驚きとワクワクと笑顔を与えてくれるアートでした。
なかなか普段できない食品サンプル作り。
リアルすぎるアートの世界を味わいに行ってみてはいかがですか?
文・写真 enden(元気ありあまる2歳児の子育て奮闘中、肉とお酒をこよなく愛するアラフォーママ☆)
思わず穴に差し込みたくなっちゃう?!
無造作の中の違和感。
ベーグルの新しい使い方。
掲載日:
2018/12/27
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒859-3702長崎県波佐見町湯無田郷1789