何段にも積まれた石垣はまるで、敵の侵入を阻む城壁を思わせます。

ＪＲ長崎駅から車でおよそ40分。
知る人ぞ知る「琴海中央公園」。

小高い山にあり、かつてここには、城を守るため敵襲などを焚き火によって非常事態を知らせた「のろし場」があったとされています。
そんな町の歴史的な場所にある琴海中央公園は、約30年前に建てられ、園内には、複合型の大型遊具を設置した「わんぱく広場」、３階建ての展望台のほかにも、長さ40ｍのつり橋もあり、春はおよそ100本の桜が楽しめる花見スポットでもあります。

このつり橋、ただのつり橋と侮るなかれ。
主に木でできていて一歩足を踏み入れるとそりゃあ、揺れる揺れる・・・。おまけに隙間から下が見えるので、なかなかスリリング。揺れと高い所が大丈夫な人はぜひ、チャレンジしてみてください。
ちなみに、私は最後まで渡りきれませんでしたけど、なにか？？

• 

  城壁を思わせる石垣

• 

  入口にある園内マップ
  なかなか広いのでチェックしてからGO

• 

  スリリングなつり橋。毎年３月下旬頃におよそ100本の桜が見頃に。

スリリングな体験は「わんぱく広場」でも。
わんぱく広場には複合型の大型遊具が石垣の上にどどーんと備えられています。
ロープの橋を渡ったり、くぐったり、２歳の我が娘には少し早かったようですが、市内の幼稚園児たちが遠足に訪れるなど小さな子どもでも十分楽しめますよ。

• 

  石垣の上に建つ大型遊具

• 

  遊具はまるで迷路のよう。

• 

  丸太から落ちずに渡りきれるか？！

遊具には、３つの滑り台がついています。
１つは「ローラー滑り台」。
ロングな滑り台で、海に面して作られているので、目の前に広がる美しい海を眺めながらの滑りは気持ちがいい。
摩擦でお尻が少々熱くなってもそんなの関係ねぇ。
何度でも滑りたくなる滑り台でした。
あとの２つは並んであるのですが、赤い方は単なる滑り台ではなく、起伏があるタイプ。
黄色は「フリーフォール」。
え？傾斜90度ですか？！と聞きたくなるほどの急勾配。
お尻がふわっと浮く感覚は、もはや高い場所から飛び降りているも同然。
大人も楽しめるこのスリル、クセになっちゃいそうです。

遊ぶのに疲れたら、少し一休み。

遊具のすぐ近くには東屋もあり、目の前に広がる海を眺めながらお弁当を広げて食べることもできます。
公園は国道からさほど離れていないのですが車の音もほとんど聞こえず、とても静かで、気を抜くとうっかり寝てしまいそうなぐらいのどかな時間が流れていました。
お天気が良い日は本当に気持ちがよいので、ふらりとお散歩がてら訪れるのもいいかも。

• 

  長いローラー滑り台
  このあと海が見えるよ。

• 

  フリーフォール滑り台のスリルはクセになっちゃうかも？

• 

  東屋でひと休み。周囲の芝生も整備されていてレジャーシートを持っていっても大丈夫。

帰り道、足元にはどんぐりがたくさん落ちていました。（訪れたのは10月末でした）
年甲斐もなくどんぐり拾いに夢中になり、家に持ち帰り、娘と一緒にこんなものを作ってみました。
白いマニキュア（修正液でもOK）と油性マジックで簡単にできました。
娘も大喜びでしたが、なにより自分が作っていて楽しかった・・。

「琴海中央公園」。
知る人ぞ知る穴場スポットでは、スリリングで季節を感じる体験が満載の公園でした。

文･写真　enden（元気ありあまる２歳児の子育て奮闘中、肉とお酒をこよなく愛するアラフォーママ☆）

• 

  どんぐりと落ち葉拾いに夢中になりました。

• 

  トトロどんぐり。作ってみてはいかが？

• 

  ローラー滑り台がお気に入り。さあ、もう一回滑るぞ！

掲載日： 2018/11/06
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。