東彼杵町の国道34号線沿いにある「Sorriso riso(ソリッソリッソ)」。農協の米倉庫を改装したコミュニティスペースとして、3店舗が営業しています。その中の「tateto(タテト)」は、革製品の専門店。製造・販売を行う他、楽しいワークショップもできます。今回は、代表者の中島陽介さんが、革のキーホルダー作りを指導してくれます。まずは、キーホルダーに使う革の色を選びます。表と裏の2種類必要ですが、史帆ちゃんは、茶色と肌色、歩乃香ちゃんは緑色と茶色を選びました。
米倉庫を改装した「Sorriso riso」。ちょっと見た感じでは店舗があるとは思えません。
「tateto」の店舗。革製品の専門店です。
キーホルダーに使う革の色を選びます。
中島さんが二人が選んだ色を大きな革からハサミで切り取り、型を使ってキーホルダーの形に切り抜きます。
次に見本を見ながら刻印を使ってどんな模様にするかを考えます。アルファベットで名前を入れたり、動物や星の模様を入れたりしたらいいよねー。アイディアが膨らみます。
でもいきなりは難しいので、革の端切れを使って刻印を打つ練習です。ガーン、ガーン・・ハンマーの音が響き渡ります。どの程度打つと形が見えるのか、模様のバランスはどうかを確かめます。
中島さんが二人が選んだ色の革を大きな革からハサミで切り取ります。
模様の見本を見ながらアイディアを膨らませます。
さあ、刻印の練習。ハンマーを打つ力の加減はどうかな?
それでは、本番!中島さんが切り抜いてくれた革に刻印を打ちます。「ハンマーで小さい模様は軽く、大きい模様は強く打つんだよ」と中島さんがアドバイス。史帆ちゃんは、名前と足跡の模様を、歩乃香ちゃんは、名前とtatetoのシンボルマークであるキリンの模様を入れます。片方が済んだら同じようにもう片方にも模様を入れます。
史帆ちゃんは刻印を打つ位置をしっかりと決めて。さあ、本番!
歩乃香ちゃんは、最初、中島さんのお手伝いを受けて刻印を打ちます。
二つの革に模様が完成!うまくいったかな?
模様が完成したら、接着剤を塗って二枚の革を貼り合わせます。約2mmのしっかりした厚さになりました。次に周囲に針穴を開けて、スティングポニーといわれる専用の機材に挟み込み、糸で縫っていきます。二つの針を使って同じ穴に通しながら縫う作業は、結構、大変。こんがらがっては、中島さんやお父さん、お母さんに手伝ってもらうことも。でも、二人とも飽きることなく一生懸命縫い続けます。
二枚の革を接着剤で貼り合わせます。
先の尖った刻印で周囲に針穴を開けます。
二つの針を使って一生懸命縫い続けます。
縫い終わったら貼り合わせた面の横側をきれいにし、ワックスを塗って滑らかにします。そして、丸い穴を開け真鍮製の金具を取りつけて完成!カワイイ自分だけの革のキーホルダーに二人は大喜びです。
作業時間は2時間程度でしたが、充実感があり、しかも、中島さんが絶えず優しい笑顔で指導していただけるのが印象的でした。
「tateto」では、キーホルダー以外にもバッグ、キーケース、筆箱、カードケースなど、いろいろなワークショップを行っているそうなので、ぜひ参加してみてはいかがでしょう?
文・写真 中尾知徳
貼り合わせた面の横側にワックスを塗って滑らかにします。
丸い穴を開け、真鍮製の金具を取り付けます。
カワイイ自分だけの革のキーホルダーが完成!
掲載日:
2018/10/17
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