今回は特別編!2024年11月22日、長崎市の聖マリア学院で行われた「トヨタ未来スクール 未来モビリティ プログラミング教室」をご紹介します。
「トヨタ未来スクール 未来モビリティ プログラミング教室」は未来を担う子供たちの可能性を育むために、トヨタが実施している出張授業。
長崎県では2024年は4校で実施されました。
長崎県オールトヨタのスタッフが会場となる体育館で準備をします。
床には今回の授業で使われるキットが並べられています。
今回は特別編!「トヨタ未来スクール」の会場となる聖マリア学院です。
長崎県オールトヨタのスタッフが体育館で準備をします。
今回の授業で使われるキットが並べられています。
小学5年生18人が体育館に集まってきました。
さあ、授業の始まりです。
司会は長崎県オールトヨタのスタッフが務めます。
「皆さんはプログラミングって知っていますか?知らなくても大丈夫です。一緒に少しずつやっていきましょう」
スクリーンに映像を映し出しながら説明を進めていきます。
現在、クルマは世界中で13億台も走っていること、いろいろなところで活躍している一方、クルマが原因で起きている困りごとがあるのも事実であること。
地球温暖化や交通渋滞、事故など、その解決のために、トヨタはクルマを作る会社ではなく、移動の自由を提供するモビリティを作る会社になりたいことなど・・・
「そこで今、トヨタが開発しているのが、プログラミングで自動運転ができるイーパレットです。今日は皆さんに動かしてもらおうとミニ・イーパレットを持ってきましたよ」
目の前のキットに子供たちは興味しんしんです。
「今からいろいろなカードや道具を使いますので、わからなかったら手を挙げて教えてくださいね、スタッフが助けに行きます」
小学5年生が集まってきました。さあ、授業の始まりです。
クルマを取り巻く状況から、トヨタが目指す未来の姿を説明します。
ミニ・イーパレットなどのキットに子供たちは興味しんしんです。
司会の説明に合わせて子供たちが準備をしていきます。
「ミニ・イーパレットを起動させてください」
電源ボタンを押して起動させます。
「最初のミッションです!自動運転でガレージからミニ・イーパレットをだしてみよう!」
プログラムは『めいれいかいし』と『めいれいおわり』の間に、パズルのようにカードを順番に並べることから始まります。
マップを見て『いっぽすすむ』『いっぽすすむ』『ひだりをむく』『いっぽすすむ』のカードを並べます。
そして、ミニ・イーパレットを『めいれいかいし』の上に置くと、『これから、めいれいを読み込むよ!』と可愛い音声が!
ミニ・イーパレットが自動でカードの上を進んでプログラムを読み込みます。
ミニ・イーパレットをマップの上に置くと、『さあ、スタートしよう!』
音声とともにミニ・イーパレットがプログラムに従って進んでいきます。
『わーい、バッチリゴールできたよ!』
ゴールに着いて、ミニ・イーパレットがくるくる回ります、成功です!
ミニ・イーパレットの電源を入れて起動させます。
ミニ・イーパレットがカードの上を進んでプログラムを読み込みます。
さあ、ミニ・イーパレットをマップの上に置いてみよう!
「次のミッションに移ります!今使ったマップをめくってください」
さっきより複雑な道のマップが現れました。
「今回は新しく『右を向く』カードを使います。プログラムを組んでみましょう」
うまくゴールさせるヒントは、ミニ・イーパレットを実際にマップの上に置いてその通りにカードを並べていくことだって。
子供たちはカードを並べて考えています。
ちゃんとゴールできるかな?
うまくいった子は大喜び!
でもうまくいかない子もいます。
そんな子にはスタッフや先生がアシストします。
制限時間になったら正解の映像を見てもう一度チャレンジします。
「次は、また新しいカードを使います。『くりかえし』というカードを使えば、少ない枚数のカードでプログラミングできるんです」
たくさんのカードを使わないといけない長い命令が、簡単で短く、しかも内容は変わらない!
便利なカードを使って、ちゃんとゴールできたね!
おもしろいのは、正解は一つじゃないということ。
さっきより複雑なマップも、ゴールさせることができて大喜び!
『くりかえし』を使えば、少ない枚数のカードでプログラミングできる。
簡単で短く、しかも内容は変わらない!ちゃんとゴールできたね!
休憩を挟んで次のステージへ。
「ここからは、いろいろな人を登場させましょう」
新しいマップに男の子のシールを貼ったキューブを置きます。
「このままだとミニ・イーパレットがぶつかるよね。そこで自動で、一時停車できるようにしよう!」
エー?そんなことができるの?
『まつ』という新しいカードを使えばOK!
マップの待つ動作をしたいところにカードを置くと、ミニ・イーパレットがちゃんと一時停止します。
そして男の子が移動するとミニ・イーパレットが動き出し、ゴールへ。
できた!
「次のミッションは移動手段がなくて困っているおじいさんのお手伝いをしよう!」
どんどんミッションが難しくなっていきます。
ここで出てくる新しいカードが『じょうけん』。おじいさんが『あかいゆか』にいたら、『じょうけん』カードの『はい』の中に『おじいさんが』『あかいゆかにいる?』のカードを入れて、命令カードを作ります。
ミニ・イーパレットはちゃんとゴールできるかな?
ミニ・イーパレットが進み始めると、おじいさんが『あかいゆか』へ移動。するとミニ・イーパレットもその動きをキャッチして移動します。
『わーい、バッチリゴールできたよ!』
スゴイ!
ここからはいろいろな人が登場。男の子にぶつからないようにもできる!
新しいカード『じょうけん』を使います。
おじいさんが移動すると、ミニ・イーパレットも移動するプログラミング!
「最後のミッションです!『あかいゆか』と『あおいゆか』に人がいるので、2台のミニ・イーパレットで手分けして迎えにいきましょう!」
1台のミニ・イーパレットが『あかいゆか』に移動すると、もう1台のミニ・イーパレットが『あおいゆか』に移動するプログラミングを『じょうけん』カードを使って作ります。
『わーい、バッチリゴールできたよ!』
あちらこちらでゴールの音声が聞こえます。同時に子供たちの喜ぶ声も大きくなります。
みんな無事にミッションをクリアできました。
最後に司会からまとめの言葉があります。
「コンピュータを思い通りに動かすために命令を与えることをプログラミングと言います。プログラミングのいいところは試行錯誤しながら目的を叶えていくことにあります。皆さんも今日、試行錯誤しながらミニ・イーパレットを動かしましたね。今日の授業のプログラミングのように目的を叶えていく技術の力を養うこと。誰かの困りごとや未来のことを考える想像力を養うこと。そんなことを大切にしていただければと思います」
生徒代表のお礼の挨拶では、「プログラミングの楽しさを知りました」「将来プログラミングを勉強したいと思いました」と嬉しい声も。
拍手の中に終了した「トヨタ未来スクール 未来モビリティプログラミング教室」、ぜひ、皆さんの学校でも参加してください。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
最後のミッション!2人から呼ばれているので手分けして迎えに行こう!
今日の授業のように技術力や想像力を養うことを大切にして欲しい!
生徒代表からお礼の挨拶もありました。
掲載日:
2024/12/11
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