寒い冬の楽しみの一つが、イルミネーション!長崎は、一般社団法人 夜景観光コンベンションビューローが認定する「世界新三大夜景」に、モナコや上海とともに選ばれています。
その長崎の夜景の良さは、街が山々に囲まれすり鉢状になっていることから、西側の稲佐山、南東の鍋冠山、北西の立山地区からなど、あらゆる方向から「街の暮らしの灯り」を楽しめることではないでしょうか。
さらに、佐世保ではすっかり冬の風物詩となっている「きらきらフェスティバル」や、ハウステンボスの華やかなイルミネーションもまた、冬の夜を楽しませてくれます。
冬にイルミネーションが美しく見えるのは、空気が乾燥して澄んでいるため、特にきらめきが美しく見えるからだそうです。マフラーに手袋としっかり防寒をして、長崎市内のライトアップやイルミネーションをドライブしながら楽しんできました。
©長崎県観光連盟
稲佐山からの夜景
©長崎県観光連盟
佐世保のきらきらフェスティバル
*2021年の写真ではありません
©長崎県観光連盟
出島ワーフ(長崎市)では、停泊中のヨットにも電飾が
*2021年の写真ではありません
まずは、稲佐山から街の夜景を楽しんだ後は、浦上地区へ。カトリック浦上教会(浦上天主堂)のライトアップは厳かさを感じます。
浦上教会前にある天主公園(平和町)では「平和と祈りのイルミネーション」が行われています。愛と平和がテーマで、ツリーとピンクのハートのオブジェがかわいらしい!教会をバックに写真を家族連れやカップルが様々なポーズを取りながら写真撮影をしていました。
国道206号を通るたびに気になっていたのが、爆心地公園入口のイルミネーション。シンボルのようにそびえるメタセコイヤの木が白く輝く灯りに包まれています。
このイルミネーションは、市民グループが「原爆の犠牲者の追悼と、平和について考えるきっかけになれば」と始めたとのことで、緑まぶしい夏の爆心地公園とはまた違った光景を見せてくれています。
長崎市天主公園のイルミネーション。ハートマークがかわいい
長崎市爆心地公園。葉の落ちたメタセコイヤに、白く美しい灯りがともる
今度は、長崎市戸町地区に。地区のまちづくり協議会が主催して続く「とまちミルネ」は地域の公園や家々をこの季節、あたたかな光で照らしています。
県道51号 長崎南環状線から、ながさき女神大橋につながる高架の下にある新戸町公園は、ツリーやサンタクロースなど賑やかに彩られています。見ているだけで、すっかり寒さを忘れて本当に楽しい気分になりました。
メリークリスマス!サンタの飾りも
長崎市新戸町公園。そばを通るだけでも、「わぁ!」と笑顔になるイルミネーション
ピカピカと点滅する飾りもあり、動画でお見せしたいところ・・・
最後は大浦天主堂のライトアップを見て、松ヶ枝公園へ。こちらも地区のみなさんが手作りで続けているイルミネーション。とっても華やか!ちょうど路面電車の通りにも面しているので、冬の家路もあったかな気分になりそうです。
冬の夜にあたたかで嬉しい気分にさせてくれる長崎のイルミネーション。街を明るく、元気にしよう!という地域の人たちの思いも伝わってくるものでした。見に行くときは、車に気を付けて、暖かな格好をしてお出かけください。
写真提供:長崎県観光連盟(一部)
文:長崎はな
長崎生まれ。長崎で好きなものは、お刺身、一口餃子、対馬のはちみつ、佐世保バーガー、島原のかんざらし、諫早のうなぎ、チリンチリンアイス・・・。旅好き、食いしん坊が長崎県内をめぐります!
掲載日:
2021/12/24
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
【稲佐山】長崎市稲佐町
【出島ワーフ】長崎市出島町1-1
【浦上教会(浦上天主堂)】長崎市本尾町1-79
【天主公園】長崎市平和町
【爆心地公園】長崎市松山町
【新戸町公園】長崎市新戸町
【大浦天主堂】長崎市南山手町5-3
【松ヶ枝公園】長崎市松が枝町