長崎市琴海村松町の「ファミリーキャンプ場やまびこ」へ、元気いっぱいの坂田さん親子がやってきました。
迎えてくれたのは経営者の武内レイさん。
「ファミリーキャンプ場やまびこ」は、キャンプができる広場を始め、山の散策路、花畑などがあります。
武内さんの後について山の散策路を歩きます。手入れされたヒノキやスギの木の合間を縫うように道が整備されています。空気がおいしいね!
「ここは私たちが約30年かけてコツコツと作り上げたんですよ」と武内さん。こんな広い場所を手作りで?と坂田さん親子はビックリ!
「季節が良ければ、アジジサイとか桜とか、花がいっぱいみられるんだけど‥」と武内さんは残念そう。
みんなでたきぎを拾って、広場で焚き火をすることにしました。
「普段こんなことはできないから楽しいね!」とお母さん。
「あったかいね!」と子どもたちも楽しんでいます。
長崎市琴海村松町の「ファミリーキャンプ場やまびこ」へやってきました。
武内さんの後について山の散策路を歩きます。
山で拾ったたきぎを使って焚き火をします。
この「ファミリーキャンプ場やまびこ」では、「モルック」というスポーツが体験できると聞いてやってみることに。
モルックを琴海地区に根付かせようとしている長崎市地域おこし協力隊の齊藤秀男さんからルールを教えてもらいます。
「モルックはフィンランドからやってきたスポーツです。モルックという棒を投げてスキットルというピンを倒すスポーツですね。詳しいルールは後で教えますから、まずセッティングをしましょう」
モルックを投げる場所を決めたら、そこから紐を伸ばします。紐の長さは3.5メートルで、ここにピンを立てます。
「一緒に手伝ってくれるかな?」
ピンには1から12までの番号が書いてあり、配置が決まっています。齊藤さんと一緒に子どもたちが12本のピンを並べます。
「ルールは、モルックを下手(したて)で投げること。ピンが倒れたら、その本数が得点となります。また1本だけ倒れたらそのピンに書いてある番号が得点となり、合計で50点ピッタリになったら勝ち。ただし、50点を越してしまったら半分の25点からスタートとなります。じゃあ、やってみようか?」
お母さんと翔和くん、お父さんと和空くんのチーム対抗戦です。
翔和くんが一番手。エイッと投げたモルックは、残念、ハズレです。これは練習ということでもう一度!
モルックのセッテイング、まず紐を伸ばします。
1から12の番号が書いてある12本のピンを並べます。
チーム対抗戦でスタート!翔和くんが一番手で投げると‥。
2回目に投げた翔和くんのモルックがやっとピンに当たりました!8番のピンが1本だけ倒れているので8点をゲットですね。
倒れたピンを手に齊藤さんが説明を加えます。
「今、このピンが倒れていますよね?倒れたピンは倒れた場所に立て直さないといけません」
ということは、倒れるたびにピンが散らばって、難しくなるんだ。
続いてお母さんがチャレンジ!
エイッ!と投げたものの、これはハズレです。なかなか難しいね。
お父さん和空くんチームに移り、お父さんが気合もろとも投げたモルックは見事的中!9点をゲットです。
「いい勝負だね」とお母さん。
次に投げる和空くんは特別ルールで一歩前から投げることに。「ヨシッ!」と投げたモルックは?残念、ハズレです。
8番ピンが倒れたので8点をゲット!倒れたピンは倒れた場所に立て直します。
お父さんが気合もろとも投げたモルックは見事的中!9点をゲット!
和空くんは特別ルールで一歩前から投げますが、残念、ハズレです。
11対9、19対9、19対16・・とゲームは進んで行きますが、次第に熱を帯びて声援が大きくなっていきます。
点数が増えるたびに、「あの番号を倒そう!」、「何番と何番を合わせて倒そう!」、「あれは倒すのは難しいから先に何番から先に倒そう!」とピッタリ50点になるにはどうしたらいいかを考える必要があります。
お母さんと翔和くんチームが43点となり「後7点!」と喜んでいると、そうはさせじとお父さんがワザと7番ピンに当てて遠くに飛ばしました。
翔和くんは「ズルイ!」と叫びます。
いえいえ、これも作戦のうちです。
お母さんと翔和くんチームは順調に得点を重ねます。
お父さんと和空くんチームも得点を重ねます。
ピッタリ50点にするにはどうしたらいいかを考えるのが楽しい!
白熱したゲームは、お母さんと翔和くんチームが43点、お父さんと和空くんのチームが40点と接戦です。
「お父さん、後10点で勝ちですよ」と齊藤さん。
もちろん、お父さんも承知です。さあ、10番を倒せるか?
お父さんの一投は、緩やかな放物線を描いて10番ピンに見事的中!
お父さんはガッツポーズ!飛び上がって喜ぶ和空くん、膝から崩れ落ちる翔和くん、拍手するお母さん!
「どうです?盛り上がるでしょう?誰でも楽しめるのがこのモルックのいいところですね」と齊藤さん。
ゲームに慣れた坂田さん親子は、今度はお母さんと和空くんチーム、お父さんと翔和くんチームになってチャレンジ!こちらも白熱の戦いとなりましたが、お母さんと和空くんチームの勝利となりました。
フィンランドのスポーツ、モルックは、シンプルだけど奥が深いスポーツ!皆さんもやってみませんか?
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
後10点、お父さんが10番ピンを狙って投げます。
お父さんと和空くんチームが勝利!大喜びです。
誰でも楽しめるモルックはシンプルだけど奥が深いスポーツ!
掲載日:
2021/02/17
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