長崎市中心部にある金比羅山を知っていますか?標高366メートルとそれほど高くなく、途中まではバスで行けるので、登山初心者にはピッタリの山なんです。今回は小学1年生と3年生の子どもを連れて金比羅山に登った時の様子をレポートしたいと思います。
金比羅山に登るのにはいろいろな行き方がありますが、私たちは浜平・立山方面行のバスに乗って金比羅山入口バス停で降り、立山公園近くの金比羅登山口からスタートしました!
金比羅山入口バス停で降りました。
バス停から少し歩くと金比羅山登山口の目印があります。
立山公園横の階段をしばらく歩きます。
立山公園を右に見ながら階段を上り続けると、金刀比羅(ことひら)神社一の鳥居があります。この先どんな道が待っているのかワクワクします!鳥居をくぐって、しばらく上ると分かれ道がありますが、この看板に書いてある「長崎金星観測碑・観測台」の方に進みます。しばらくは民家や畑の間の舗装された道が続きます。子どもたちもまだまだ元気です。
まずはこの鳥居をくぐります!
この看板が目印です。
コンクリートで舗装された道が続きます。
しばらく歩くと金刀比羅神社二の鳥居があります。鳥居をくぐって階段を上ると、どんどん山の中に入っていきます。そして緑のトンネルのような神秘的な参道を抜けると金刀比羅神社に着きます。
取材に行った日はまだ緑色でしたが、ここは知る人ぞ知る紅葉スポットなんですよ。静かで落ち着いた雰囲気の中の紅葉はとても綺麗でしょうね。11月下旬からが見ごろのようです。近くには先ほどの看板に書かれていた長崎金星観測碑・観測台などの県指定史跡があります。時間があればぜひ立ち寄ってみてくださいね。
この鳥居をくぐると、いよいよ山の中に入っていきます。
枝が広がっていて、緑のトンネルのようです。
金刀比羅神社があります。
金刀比羅神社を通り過ぎると、金比羅公園という広い野原に着きます。「ハタ揚げ広場」とも呼ばれているそうです。ここを頂上だと間違えて、引き返す方もいるそうですが、頂上はまだですよ!綺麗なトイレもあったので、ここで一旦休憩を取りました。
金比羅公園には「ドンク岩」と呼ばれている大きな岩があります。ドンクとは長崎弁でカエルの意味だそうです。カエルのように見えるか、ぜひ確かめてくださいね。
周りを見渡すとうっすらと紅葉している木もあり、秋の訪れを感じました。ひと休みしたら山登り再スタートです!
金比羅公園。階段を上るとドンク岩があります。
東屋もあるので、ゆっくり休憩することもできますね。
トイレもあるので安心です。
金比羅公園を過ぎると、いよいよ登山らしくなってきます。山の中をひたすら歩きます。ずっと階段の道が続くので歩きやすいのですが、頂上付近になると階段も急こう配になってくるので、親子ともさすがに息が切れてきました。
疲れたなあと思い、ふと上を見上げると、なんだか少しずつ空が見えてきました。いよいよ頂上です!頂上が近くなると、それまで「きついよー」と言っていた子どもたちも、歩くペースがどんどん速くなるのがとても面白かったです。
さあ頂上はどんな風景が待っているのでしょうか?
登山、という雰囲気になってきました。
さあ頂上までもう少しだ!
金比羅山の説明書きがあります。
いよいよ金比羅山頂上に到着!頂上にも立派な鳥居があり、奥の方には金刀比羅神社上宮があります。無事に下山できるようお参りしてから、ゆっくりひと休み。頂上からは長崎市内がぐるりと一望でき、とてもいい眺めです!その素晴らしい景色に、登ってきたときの疲れもすっかり癒されました。
登山口から頂上までの所要時間ですが、途中休憩しながらゆっくり歩いて、1時間ぐらいでした。
登る途中では、いろんな方とすれ違いましたが、親子連れの方も多かったです。幼稚園児のお子さんも自分で頂上まで歩けるそうですよ。
子ども連れで登山なら、立山からのコースをおススメします!休日に家族で山登り、いかがですか?
文・写真 ひらのえり
長与町在住の主婦。子どもといろいろなところに出かけるのが大好きです。
立派な鳥居があります。
ベンチに座って休めます。
長崎港が見えます。
掲載日:
2019/11/29
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒852-8101 長崎県長崎市江平3丁目