長崎県諫早市にある「小長井」という地域にフルーツの形をしたバス停が並んでいます。
長崎市からは車で1時間ほど離れた場所であり、諫早市の中心部からも車で30分ほど離れている、とても静かな地域です。
海沿いの国道207号線に沿って設置されており、全5種類16基のフルーツバス停が道路を彩っています。
シンデレラに出てくる「かぼちゃの馬車」からインスピレーションを受け、1990年に制作されたものです。
「長崎旅博覧会」というイベントに合わせ、外国人の目を楽しませるために作ったとのこと。
約30年前のものが今でもキレイに管理されているのは立派ですね。
フルーツバス停の種類は5種類あり、どれもハイクオリティでかわいいのが魅力です。
いちご、メロン、すいか、みかん、トマトの5種類のバス停があります。
各フルーツの模様は、それぞれ造形からこだわって作られており、単純に塗装しただけではありません。
いちごのツブツブはちゃんと凹凸がありますし、メロンの表面の模様やつるまで細かく再現されています。
手を抜かずにしっかり作り込んでいるところも愛され続けている理由なのでしょう。
また30年前につくられたとは思えないほど、どのバス停も保存状態がすばらしく、管理が行き届いています。
フルーツバス停は海沿いの景色がキレイな場所にあるため、インスタ映えを狙う観光客にも超人気なスポットです。
バス停のそばに車を停め、記念撮影しているカップルをよく見かけました。
とくにインスタ映えするバス停は「井崎」のバス停です。
「井崎」のメロンバス停は周りに何もなく、メロンがよく映えるので、ぜひ記念に撮影してインスタグラムにアップしてみてくださいね。
注意点としては、午前中に写真を撮影に行くとバス停が逆光に写ってしまい、暗くなってあまり映えません。
私は午前中に行ったのが失敗でした。
正午を過ぎた時間であれば、逆光に苦しむことなくフルーツバス停をきれいに撮影できる可能性が高いでしょう。
フルーツバス停は田舎道に突然現れるので、なかなかインパクトがあります。
我が家の息子は退屈そうに車に乗っていたのですが、フルーツバス停が立ち並ぶ「ときめきフルーツバス停通り」に差し掛かると、一気に大興奮。
バス停に降りると記念撮影を行い、バス停の中に入って、中の窓から海の上を走る船を見つめて楽しんでいました。
のどかな道路に突如現れるファンシーなバス停に、子どもが喜ぶことも間違いないはず。
ぜひ子どもと一緒にドライブに出かけてみてくださいね。
文・写真:大塚拓馬 福岡県在住のパパライター。子どもと一緒におでかけ取材に行くのが、ライター業の醍醐味だと思っている。
掲載日:
2019/07/01
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎県諫早市小長井