冒険家族、荒木さん親子がやってきたのは、長崎県美術館。
7月19、20日の2日間開催された「海とアートでつながる未来」のワークショップに参加しました。
会場の2階アトリエに入ると、たくさんの海洋ゴミが所狭しと並んでいます。
荒木さん親子を迎えてくれたのは兼子修治さん。
「今日は海洋プラからアクセサリーを作りましょう」
冒険家族、荒木さん親子がやってきたのは、長崎県美術館です。
会場にはたくさんの海洋ゴミが所狭しと並んでいます。
荒木さん親子を迎えてくれたのは兼子修治さんです。
兼子さんは新長崎漁港近くの漁具・船具・釣具販売会社「兼子業具」に勤務。
漂着ゴミの多さに販売会社としての責任を感じ、積極的に漂着ゴミの回収や啓発活動を行っていてその一環として海洋プラからアクセサリーを作るワークショプや販売を行っています。
アクセサリーに使うのは海岸清掃などで集めた海洋プラをキレイに洗浄し、プレス・成型したチップ。
「いろいろなアクセサリーが作れますが、今回はキーホルダーを作りましょう。まずは型を決めて透明なレジン液を流し込んでください」
兼子さんは漂着ゴミの回収・啓発活動を積極的に行っています。
アクセサリー作りに使うのは、海洋プラから作ったチップ。
「アクセサリーはいろいろ作れますが、キーホルダーを作りましょう」
桜叶ちゃんがお母さんと一緒に、透明レジン液を型の半分の厚みまで流し込みます。
「好きなチップを選んでおいてください」
桜叶ちゃんが赤や白、緑、赤など、たくさんのプラチップをパラパラと置いていきます。
「上手だね」とお母さん。
それから、爪楊枝を使ってレジン液とバランスよく整えます。
透明レジン液を型の半分の厚みまで流し込みます。
桜叶ちゃんがたくさんのプラチップをパラパラと置きます。
つまようじを使ってレジン液とバランスよく整えます。
兼子さんがLEDのUVライトを取り出し、中に型を入れます。
「これで固めましょう」
スイッチを入れると青白い光に包まれます。
これで固まるなんて不思議だね。
30秒ほど待って固まったら、次はお好みの色のカラーレジン液を入れます。
桜叶ちゃんは赤色を選びました。
またLEDで30秒ほど固めたら透明レジン液を入れて、さらに固めます。
兼子さんがLEDのUVライトを取り出し、中に型を入れます。
青白い光に包まれて、これで固まるなんて不思議だね。
お好みでカラーレジン液を入れます。桜叶ちゃんは赤色を選択。
冷えて固まったら、兼子さんが穴を開け、金具をつけます。
紐をつければ、完成!
「できた〜!」
世界に一つだけのキーホルダーが完成です。
「長崎は海岸線が長い影響で、多くのゴミが流れ着いています。そういった現状を子どもさんや親御さんに知っていただく機会として開催させていただきました。漂着ゴミを拾っていただく方を増やしていきたいですが、まず、知っていただく機会を増やしていきたいと思っています。」と兼子さん。
お母さんと桜叶ちゃんはボタンも作りました。
会場では子どもたちが自由な発想でオブジェを作ったりしていて、ワークショップは大成功のようです。
ワークショップの他にも海洋ゴミに関するトークショーなども開催され、たくさんの方が参加しました。
今回は夏休みのスペシャルイベントとして開催されましたが、兼子業具さんでは随時、ワークショップの開催、アクセサリー販売をされていますので、ホームページを覗いてみてください。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
兼子さんが穴を開け、金具をつけます。
紐をつければ完成!「できたあ〜!」
海洋ゴミに関するトークショーも開催され、たくさんの方が参加しました。
掲載日:
2025/09/10
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